2009年12月8日、富士山の麓、富士郡芝川町にオープンした「レストラン ビオス」。オーナーの松木さんは都内の一流レストランで第一給仕長を勤めたサービスのプロフェッショナルですが、一転農家に転身。素材にこだわる二人がお互いに見出したコンセプトについて語ります。
文 川野美紀 撮影 中本浩平
文 川野美紀 撮影 中本浩平
この地だからこそできることを
辻口:先程お料理頂いたのですが、畑の中のレストランと、都内のレストランで食べるのとでは、また感じ方が全然違いますね。
松木:僕がこのレストランをやりたいなと思ったのは、私自身がずっと都会のレストランで働いていて、やがて自分が作った野菜をその場で食べてもらいたい、ここでしかお出しできないものを提供したいと思ったからなんです。
辻口:野菜の甘味、新鮮さが全然違いますね。僕も今、温泉地の蓄熱を利用したイチゴファームに興味があって、収穫したてのイチゴを、その場で焼いたスポンジ生地で巻いたロールケーキを販売するお店をファームの周りに作って、スイーツヴィレッジのようなことができたら面白いなと考えていたので、このようなコンセプトのお店の存在はとても勉強になります。
目の前で畑を見ながらそこで採れる野菜を食べるって、一番の贅沢だと思うし、都会の人間にはオアシス的なロケーションですね。このコンセプトはいつ頃から考えていたのですか?

松木:僕がこのレストランをやりたいなと思ったのは、私自身がずっと都会のレストランで働いていて、やがて自分が作った野菜をその場で食べてもらいたい、ここでしかお出しできないものを提供したいと思ったからなんです。
辻口:野菜の甘味、新鮮さが全然違いますね。僕も今、温泉地の蓄熱を利用したイチゴファームに興味があって、収穫したてのイチゴを、その場で焼いたスポンジ生地で巻いたロールケーキを販売するお店をファームの周りに作って、スイーツヴィレッジのようなことができたら面白いなと考えていたので、このようなコンセプトのお店の存在はとても勉強になります。
目の前で畑を見ながらそこで採れる野菜を食べるって、一番の贅沢だと思うし、都会の人間にはオアシス的なロケーションですね。このコンセプトはいつ頃から考えていたのですか?


松木:以前は恵比寿のジョエル・ロブションなどでサービスの仕事をしていたのですが、5年くらい経って、だんだん都会の生活に疲れてきてしまって、田舎で野菜を作りながら暮らせたらいいなと思っていました。
ここを見つけて農家を始めたのが今から9年前になりますが、次第に作るだけでなく、食べ手の口に入るまで関わっていきたいと思うようになって、2年くらい前に「Bio-Deli」という小さなお惣菜屋カフェを出しました。
そうしたら来る人みんな「畑はどこなの?」と聞かれるので、畑でレストランをやったら面白いなと、3〜4年前くらいから考えていました。
辻口:都会にいたからこそ、ここのよさが改めて感じられるのでしょうね。
松木浩一プロフィール

1962年長崎県生まれ。ホテル学校卒業後、ホテル、レストランサービスの世界へ。主にフランス料理のサービスを担当し、90年に渡仏。帰国後は銀座のフランス料理支配人を経て、恵比寿の「タイユヴァン・ロブション」の第一給仕長を勤める。99年、有機農業の道に進む事を決意し栃木県にて農業研修後、静岡県芝川市に移住。現在3haの畑で有機栽培をしている。07年、富士宮市に野菜総菜店「ビオデリ」をオープン、09年12月富士郡芝川町にフランス料理「レストラン ビオス」をオープン。

所在地:静岡県富士郡芝川町大鹿窪939-1 TEL:0544-67-0095
http://www.bio-farm.jp/html/newpage.html?code=10
左写真:「朝採り野菜のいろいろ取り合わせ、それぞれの料理法で」
松木さんの畑で、その日の朝収穫された野菜を生のサラダに。ポロネギ、サツマイモ、ゴボウなどはコンフィに。新鮮な野菜の美味しさが楽しめます。(※季節によってメニューが変わります)










