2010.11.5

去る10月29日、WPTCイワセエスタ大阪会場にて
WPTC史上初となる関西での講習会が開催されました。
5回目の出場にして、とうとう念願の総合優勝に輝かれた
チームJAPANの優勝凱旋講習会です☆
休憩中に作品を取り囲んだ受講生の皆さんが、離れがたそうにしていたために
最後は、3名の選手を受講生が立ち見で囲む体制のまま
講習会が進められるというスタイルに。
受講生の方々の熱心さがひしひしと伝わってきました。
また前回WPTC2008のチョコレートピース部門の覇者である
ヒロコーヒーの藤田シェフが最初から最後まで詳しい解説をしたり、
関西人らしい(笑)ツッコミを入れたりしてくださったお陰で、
とても濃い、充実した内容の講習会となりました。
ありがとうございました。
前回は本番さながらの2日間にわたる講習会でしたが、
今回は1日、それも5~6時間と短時間ということで
ピエスのパーツ等は既に作られたものを持ち込まれ、
組み立てていきながら、各パーツの詳細も説明するというスタイルでした。
様々なアクシデントを乗り越え、優勝を手にするまでの詳細は
WPTC2010オフィシャルHPをご覧ください。
こちらでは講習会の様子を、お写真で少しだけご報告させていただきますね。
WPTC2010のテーマは「Childhood(幼少期、子供のころ)」
そこでチームJAPANはピーターパンの世界で、子供時代の夢や冒険を表現!
味覚担当は、五十嵐宏シェフ(マンダリン オリエンタル東京)
見事味覚部門で初の優勝を収められた作品の中から、
この講習会では、アントルメグラッセ、アントルメ、
そしてボンボンショコラをご紹介してくださいました。
こちらのアントルメグラッセの型には、色々な工夫が施されていました。
五十嵐シェフは笑顔でゆっくりと説明してくださるので、
そのときの状況がまるで目の前に浮かんでくるよう。
シェフのポジティブさ、頼りがい、統率力はチームJAPANにとって
とても大きな存在だったことと思います。
どれだけの仕事をしたかが審査対象になる味覚審査。
このアントルメグラッセはパーツが多いので、一つ一つの作業を
地味に、しかし確実に重ねていきます。
全7層中、6層を重ね冷やし固めます。
型から抜き、7層目のムラング・・カシスを塗っていきます。
アメリカはエンターテインメントの国なので、
見た目のインパクトも大切に仕上げていきます。
こちらがアントルメグラッセ 「アンビシャス」
テーマとの関連性をもたせ、子供が好きなフルーツタルトをイメージしています♪
茶色の生地が底部分になるシュトロイゼル・カカオ。
外側から、ムラング・カシス、グラス・カソナード・サブレ、
グラス・グランマルニエ、ソルベマンゴ、パルフェ・バナーヌ、
ソルベフレーズの7層構造です。
パーツが多いので・・・と五十嵐シェフがおっしゃるとおり
味覚的にはもちろん、異なる食感が次々に現れ、時間差で溶けていく
食感のグラデーションが素晴らしいグラス。
甘みの中にもビビッドな酸味が現れるので、お口の中がリセットされ
もうひと口とつい手がのびる美味しさで、個人的にかなり好みのテイストでした。
こちらがアントルメ 「ジャーニー」
幼少期は人生のスタート、という意味からのネーミングです。
このアントルメは飴細工の中に飾るので、飴細工にあわせた色合いに。
そして五十嵐シェフの作られた味覚部門のお菓子は、全てお花で繋がっています。
ムース・ショコラブラン・ココの中にシュプレーム・シトロン・ヴェールとジュレ・フランボワーズ。
ダコワーズ・アマンド・ショコラをはさみ、マンゴ・シュープレームとパイナップル・ソテー。
土台は、ダコワーズ・アマンド・ショコラにピスタチオ・クラックランを重ね、
グラサージュ・ショコラ・ブランをかけて仕上げられています。
ベースとなるテイストはココナッツ×ショコラ。
そこに酸味を効かせてエキゾティックに。
周りの波模様は、型の形がそのまま活かされています。
ボンボンショコラは3種類。
左:ティックタック(上掛け)
中央:ウェンディ(自由)
右:ナイトフライト(モールド)
総合優勝ももちろん素晴らしいことですが、味覚部門で1位を獲得することは
チームJAPANを支え、応援する全ての人の長年にわたる願いだったので、
このうえもない快挙だったと思います。
以前にいただいたプティ・ガトーも合わせ、これでアシェットデセール以外の
全ての作品をいただくことができたのですが、
全てに共通して言えることは、コンクール用の菓子ということで
分かりやすい味の構成でありながらも、アクセントとなる素材が必ずあり、
食感のコントラストがくっきりと表現されているということ。
温度差が醍醐味のアシェットデセールをいただけなかったのが残念です。。。
味覚部門のガトーの詳細は、WPTC2010オフィシャルHPをご覧ください。
2010/11/7 4:41 PM
いつもながら詳細レポートありがとうございます~☆
つい先日、マンダリンオリエンタル東京の五十嵐シェフの優勝記念スイーツブッフェでいただいたばかりでしたので、構成を解説していただけて嬉しい!
味覚部門で世界に認めてもらえるということは素晴らしいですね。
本当に美味しかったです♪
2010/11/7 10:33 PM
ガレットさん♪
先日はお疲れさまでした~。
今日もいらっしゃるのかと思っていたので残念★
WPTC2010のプティ・ガトーはなんと今日で4回もいただいてしまったんですが
アントルメ&グラッセはこの日だけ。。。
グラッセはかなりお気に入りの一品です。
今日山本シェフもおっしゃってたけど、同じルセットのガトーでも
ハリエさんとマンダリンオリエンタル東京さんが作られたものは
微妙に異なるかもしれませんね。