2010.6.19
二皿目は、ムース・ショコラ。
爽やかな酸味が特徴で、フランボワーズなどの赤い果実を思わせる
香りが口中に広がる、ヴァローナのマンジャリを使用。
なので勿論、フランボワーズソースとの相性もぴったりです!
添えられているチュイルのようなものは、ほんの少しのショコラと
ヘーゼルナッツのプラリネ、フィヤンティーヌを混ぜて焼成したもの。
ムース・ショコラがあるので、こちらのショコラ感は控えめに。
常温でとろけてしまうほどやわらかな、初体験のテクスチャーでした。

主役のムース・ショコラは、これってムース?という驚きの口溶けのよさ。
一度も冷凍されていないというできたてのムースは、
なめらかで、やわらかで・・・まるでクレームのよう。。。
これはまさに、デセールだからこそ表現できる
いえ、デセールでしか表現できない究極の口溶け感のムースです。
余談ですが・・・中元シェフはフランボワーズの選別にもとてもこだわってらして。。。
プティ・ガトーのデコール用のフランボワーズも、大粒で綺麗な顔だちの
粒の揃ったものしか使われないんです(エスのデコールを見てみてください!)
たかが添えもののフランボワーズだけど、されど・・・ですよ。
だからお菓子のパーツのひとつとして、ちゃんと美味しくいただけるんですね。
●オレンジのパルフェ
三皿目は、オレンジのパルフェ。氷菓です。
冷んやり、軽やかな口溶けのパルフェ。
そこにとろ~りとかけられている茶色の液体は・・・
オレンジフラワーウォーターでオレンジの香りをうつしたバルサミコ酢。
オレンジフラワーウォーターは、製菓では臭い消しとして使われますが、
その香りが逆に苦手という人も多いんですよね。
私は種類にもよるけど、そんなに苦手ではないかなぁ。
今回はトルコ産のいいオレンジフラワーウォーターが手に入った
ということで、このパルフェを考えられたんだそう。
オレンジフラワーウォーターは、トルコやチュニジアなどの地中海沿岸から
フランスやイギリスに入ったそうで、その地方では家庭必需品。
多くの家庭では市場でオレンジの花を買い、自宅で蒸留し、
それを料理や美容、病気や怪我の家庭療法などに幅広く使用しています。
バルサミコは濃厚ながら、それほど熟成度が高いものではないようで、
酸味はほどほどで、余韻にオレンジの香りがふうわり。
お口の中をさっぱりとリセットしてくれました。
そしていよいよ・・・そのフォルムにもテイストにも乙女心がキュン❤
と陥落してしまったメインの逸品につづきます・・・