2009.9.5 アーカイブ

第2回軽井沢スイーツ博コンクール2009 ☆ 最終審査

2009.9.5

第2回軽井沢スイーツ博コンクール2009 ☆ 1日目
第2回軽井沢スイーツ博コンクール2009 ☆ 2日目

 
 
 
1.菅野智尋さん (宮城調理製菓学校)

     

 
 
作品名は、「チョッコリブルーベリー」
 
ネーミングがお茶目で、とってもキュートですね♪
「3種類のチョコレートを使い、甘いイメージをもたせながらも、
 しっかりとブルーベリーとオレンジの酸味を効かせたあっさりとしたケーキ。
 ブルーベリーのコンフィチュールが入ったガトーショコラが濃厚で、ふんわりと仕上げました。」

土台は、ブルーベリーのコンフィチュールとラム酒を効かせた
ビターな大人テイストのガトーショコラに、コンフィチュールとフィヤンティーヌを重ね、
フレッシュのブルーベリーを散りばめたババロアで覆い、
上には、オレンジとブルーベリーのコンポートをのせて。
仕上げに、ホワイトチョコレート細工とフルーツでデコレーションされています。

 
ブルーベリーは、フレッシュ、コンポート、コンフィチュールに
使われていて、見た目以上にブルーベリーの存在感があります。
またババロアにはホワイトチョコレート(カレボー・ホワイト)、
フィヤンティーヌにはミルクチョコレート(ヴァローナ・グアナララクテ)
ガトーショコラには(ヴァローナ・エカトリアル)と3種類のショコラが使われていて、
ショコラの甘みや苦みとブルーベリーの酸味のバランスもGood!
デコレーションも優雅なラインで、シンプルなビジュアルながら、
様々なテイストと食感のバランスのとれた作品でした。

 
 
 
 
2.大宮司麻美さん (日本菓子専門学校)

     

 
 
作品名は、「サントノーレ・ミルティーユ」
 
ブルーベリーのサントノーレって、今までに食べたことないかも?!
「女の子らしく、可愛いらしく、イメージはネックレスです。
 飾りの飴で、夏の涼しさをだしました。
 しかし中身の主役「クレーム・ミルティ-ユ」は、男の子らしく、はっきりとした色と味。
 最初のひと口と最後のひと口は、味が違うから、最後まで食べてほしい、
 ギャップの楽しめる面白いケーキです。」

パートブリゼにビスキュイ、ブルーベリーのコンフィチュール、
レアチーズ・ムース、クレーム・ミルティーユを重ね、
クレーム・シャンティをサントノレ口金で絞って。
プティ・シューの中には、コンフィチュールとクレーム・ミルティーユ。
仕上げは、フレッシュのブルーベリーと透明な飴でデコレーションされています。

 
ビジュアルが本当に可愛いですよね(断面図のイラストもマンガ風で可愛いかったです)
ブルーベリーは、フレッシュ、コンフィチュール、クレームに使われていて、
ブルーベリーの甘酸っぱさとレアチーズの酸味の相性がとてもよかったです。
サントノレのアントルメのフォルムって、元々大好きなんですが、
普段はキャラメルテイストで茶系のオーダーなので、
この乙女チックな色合いとフォルムには、かなりキュン♪ときちゃいました。

 
 
 
 
3.戸辺沙織さん (日本菓子専門学校)

     

 
 
作品名は、「エクラ・ビオレ」
 
女性らしく、エレガントで大人っぽい印象ですね。
「全体的なイメージは、上品で輝きに満ちていることです。
 一目見てブルーベリーのケーキだと分かるように、紫色を取り入れたデザインにしました。
 このアントルメは、夏に食べやすいサッパリとした後味が特徴です。
 ジュレにはブルーベリーの実がぎっしりとつまっており、
 2つのムースは、ふんわりなめらかな口当たりです。
 またりんごのムースと合わせることにより、よりフルーティーに感じ、
 ブルーベリーの味が引き立つような作品に仕上げました。
 爽やかなムースなので、柔らかい甘みと口溶けのよい
 ジョコンド生地を使用し、バランスをとりました。」

ビスキュイ・ジョコンドにムース・ポム、ポムソテー、ムース・ミルティーユを重ねて。
ムース・ミルティーユの中にはジュレ・ミルティーユがたっぷりと入っています。
仕上げは、バーナーでかるく焼いたイタリアンメレンゲとホワイトチョコレート、
飴がけしたブルーベリー、セルフィーユでデコレーションされています。

 
ブルーベリーは、ムース、ジュレに使われています。 
ジュレミルティーユの中にもリンゴジュースが入っていて、
ブルーベリーとリンゴの甘酸っぱさのハーモニーが素晴らしい一品。
ポムソテーの食感がアクセントになっています♪
とても真面目なお仕事ぶりで、大人っぽい雰囲気の戸辺さんの
イメージにぴったりの作品でした。

 
 
 

4.冨田紗季さん (日本菓子専門学校)

     

 
 
作品名は、「ミルテ・Aventure!」
 
ちょっぴりドキッとしちゃうネーミングですね。
「いろいろな食感が楽しめることが1番のポイントです。
 特に、「ギモーブ・ミルティーユ・ムース」は、じゅわ~と
 溶けるような舌触りなので面白いと思います!
 飾りの三角形のホワイトチョコプレートの2段目には穴があいていて、
 チラっと下のグラデーションが見えるようになっています。
 味はブルーベリーの酸味を紅茶とグラサージュショコラが
 まろやかさをだし、丸くおさめています。」

シュトロイゼル、生&焼ブルーベリー、紅茶のムース、ギモーブ・ミルティーユ・ムースを重ね、
グラサージュ・ショコラをかけ、周りにマカロンを貼り付けて。
仕上げは、ホワイトチョコレート、ブルーベリー、ミントでデコレーションされています。

 
ブルーベリーはギモーブ・ムースと生&焼ブルーベリーに使われています。
ぷにゅっ、じゅわ~ととろける面白い食感。
アールグレーの香りとブルーベリーの酸味の心地よいアンサンブル。
ザクザクのシュトロイゼルも食感のアクセントになっています♪
デコレーションのちょっぴり危ないバランスも面白いですね。

 
 
 
 
5.古山愛望さん (にいがた製菓・調理専門学校えぷろん)

     

 
作品名は、「マイ ブルーベリー ナイツ」
 
流線形のメレンゲが美しい、爽やかなフォルムですね。
「ブルーベリーの甘酸っぱさを表現するためにヨーグルトとレモンを効かせ
 すっきりとしたしつこくない甘さにしました。
 ポイントは上のレモンのメレンゲとヨーグルトクリームの酸っぱさと
 ブルーベリージャムとの甘さのバランスです。
 ブルーベリーをいかしてメレンゲとリーフパイでシンプルに仕上げました。」

パート・ブリゼにクレーム・ダマンド、ブルーベリージャム、フレッシュのブルーベリー、
ブルーベリージャムを加えたヨーグルトクリームを重ね、
ブルーベリームースで覆われています。
仕上げは、ブルーベリージュレを流し、レモンのメレンゲをサントノレ口金で絞り、
バーナーで焼き色をつけて。

 
ブルーベリーは、ヨーグルトクリーム、ムース、ジャム、ジュレに使われています。
ブルーベリーの甘酸っぱさに、ヨーグルトとレモンの酸味が加わり、
とても爽やかなテイストに仕上げられています。
ダマンドを流したタルト系は、意外にもこの作品だけだったので、
かえって新鮮に感じられました。
応募用紙も、作品のイメージと同じく涼やかで大人っぽい美しい文字でした。

 
 
 
 
6.松浦朝人さん (広島酔心調理専門学校)

     


 
 
作品名は、「ドゥーブル・ミルティーユ」

「ムース・ジュレ・ガナッシュとケーキの食感のバランスを考慮して作成しました。
 ブルーベリーをムース、ジュレ双方に使用することで、
 ブルーベリーの美味しさを引き出しました。
 またレモン、シャンパンを使用することで、サッパリとしたアクセントを加え、
 ブルーベリーの美味しい時期である「夏」をイメージしました。」
ドゥーブルは、ムース、ジュレ双方に使われているという意味なんですね。

ビスキュイ・ジョコンドにブルーベリームースを重ね、
中にはホワイトチョコレートベースのレモンガナッシュと
シャンパン風味のブルーベリージュレが鋳込まれています。
仕上げは、ブルーベリーガナッシュをサンドしたマカロンとレモンのフリュイ・セッシェ、
ホワイトチョコレート、ブルーベリー、ミントでデコレーションされています。

 
ブルーベリーは、ムース、ジュレに使われています。
ブルーベリーの甘酸っぱさとレモンの酸味の爽やかなハーモニー。
シャンパンのキリリとしたテイストがブルーベリーの酸味を引き立てています。
シンプルな構成ながら、ブルーベリーの風味が非常に生かされた作品。
トッピングのマカロンも食べてみたかったなぁ。

 
  

 
全作品を並べて撮影です!
選手の皆さま、本当にお疲れ様でした~。
これからいよいよ審査団による試食審査ですね。
そして、私たちも選手の皆さんと一緒に試食させていただきました。

     


 
試食していた時に、たまたま目の前に座っていた菅野さん♪
とっても明るく、キビキビとした行動でムードメーカーになっていました。
選手の皆さんは試合終了後に、こんな風に審査員の皆さまのサインをいただけるんです。
去年もいいなぁ~❤と思いながら眺めていたんですが、
今年も、いいなぁ~(❤ ❤)と眺めていたら、ユキちゃんも貰えばいいじゃん!
と同行者にバッサリ^^;
ダメダメ、これは頑張った選手の皆さんだけの特権ですよね。

そしてこの時は、本とにたまたま前に座っていたので、
菅野さんに、笑顔のピース写真を撮らせていただいたんですが・・・
なんと今年の優勝者はこの菅野智尋さんだったんです(^^)v パチパチ~♪♪♪
 
上から見ると、ブルーベリーのコンポートの中で、
オレンジが雛菊のように花開いているのがお分かりになりますか?
本物はもっと透明感があって素敵だったので、素敵ね~❤と菅野さんに言うと、
たまたまなんですって(笑)

 
 
 

 
 
 
最後に皆さんでパチリ♪
選手の皆さま、審査員の皆さま、本当にお疲れ様でした。
今年は制作作業が6時間通しで行われたので、選手の皆さまは
集中力を持続させるのが、本当に大変だったことでしょう。

 
寺井シェフに、1位の作品の講評をおうかがいしました。
「味だけでなくデコレーションや作業性など、トータルで一番バランスが
 とれて総合点で一番とさせていただきました。
 去年よりも確実に皆さんのレベルが上がっていて、学生として非常に
 レベルの高いコンクールになったと思います。
 実際の職場に入るとさらに大変なことばかりだと思いますので、
 この優勝をバネとして、コンクールに取り組む機会を与えて下さった先生、
 ご両親、そして一時的にコンクールに努力するいうことに真正面に向き合って、
 まっすぐ自分の仕事に向き合う時間ができたことを大事にしてください。」

 
そして菅野さんは、優勝した感想を次のように述べてらしたそう。
「まさか自分が優勝できるとは思っていなかったので、
 今は動揺して何を離せばよいのかわらからないです。
 当日は一緒に練習してくれた奥先生がついて来られず、今日も来られなかったので、
 終わったら奥先生に電話して伝えたいと思います。
 今日はありがとうございました。」

 
107名の中から選ばれた6名の選手の皆さん。
優勝した方もしなかった方も、ご自分の実力を思う存分に発揮されたことと思います。
そしてこのような集中力を要し、究極の緊張状態の中で行われる
コンクールにチャレンジしたということは、きっと今後のパティシエ人生において
素晴らしい財産になることと思います。
 
寺井シェフもおっしゃっていたように、実際の職場に入ると、
さらなる数知れない困難が待ち受けていることと思います。
でもお菓子を作る楽しみを忘れずに、そしてそのお菓子の向こう側に
それを食べてくださるたくさんの方々の笑顔があることを忘れずに、
素敵なパティシエさんに成長していってくださいね。
私も心より応援しています!

 
最近はこのように、パティシエの金の卵の発掘・育成、スイーツ業界の発展を目的として、
企業が主宰されるスイーツコンクールが増えてきていますね。
小学生、高校生、製菓学校生、そしてプロの方まで色々なコンクールを
取材させていただいて、消費者側としても考えさせられることが数多くあります。
スイーツ人気が一過性のブームとして終息することのないよう、
真に実力のあるパティシエを発掘し、支援してくださる企業側の声に応えるべく、
未来のパティシエを目指す皆さんが一層努力を積み重ね、
素晴らしいプロのパティシエに成長してくれること願っています。

来年はぜひ、コンクールとスイーツ博本番を続けて開催していただいて・・・
私も感動の表彰式、スイーツ博にも列席できることを楽しみにしています(*^^*)♪

 

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