2009.3.3 アーカイブ

チョコレートピエスモンテ☆WPTC2010日本代表選考会 -2

2009.3.3

チョコレートピエスモンテ☆WPTC2010日本代表選考会 -1

    

  
前回は、優勝されたクラブハリエの山本シェフの
作品のみしかお伝えしていなかったので、
今回は全5選手皆さんの作品をご紹介させていただきます。
出場者は以下の5名です。

〈チョコレートピエスモンテ  
 垣本晃宏さん     アトリエアルション (大阪)
 片沼聖之さん     株式会社マリエス(パティスリー・デュ・カシス) (東京)
 古久保裕介さん    フラワーガーデン金沢 (石川)
 高山浩二さん     浦和ロイヤルパインズホテル (埼玉)
 山本隆夫さん     (株)CLUB HARIE (滋賀)

  
選考会の会場風景はこのような感じ。
垣本シェフのブースが真中で、左右に各2選手ずつ並ばれています。
場所取りはじゃんけんで決められたそう。

  
  
  

  
右端にデジタル時計があり、残り時間を刻んでいきます。
この時計・・・傍にいると、1秒ごとに、カシャッ♪ カシャッ♪と響き
次第にドキドキ感が高まっていきます・・・
  
客席から見て右側のブースから・・・

  
  
  

   
高山浩二さん 浦和ロイヤルパインズホテル(埼玉) 「Present from nature」

音楽とともに、箱から何かが飛び出してくる様子を楽しんでください、とのこと。
葉には繊細な模様が描かれていて、キュートな音符も飛び交ってます♪

  
  
  
 

 

  
山本隆夫さん (株)CLUB HARIE(滋賀) 「Espace」

ご自分で作られたというヘラで、チョコレートを象る山本シェフ。
でも、ピストレ中という立て看板まで作っちゃうなんて^^;
これって本番にも持って行かれるのかしら?!

この巨大なチョコレートの球・・・
実は以前に別の大会に出場された時に、壊れてしまったそうで・・・
その時に、こんなに大きくて難しい球を作るから失敗するんだよ!と言われて、
余計に闘志に火がついてしまったらしく、
今度はもっと大きな艶々の球を作って絶対に成功してやる!と思われたそう。
そして今回は、見事に成功!!! しかも2個です。
宇宙をテーマにしたピエスの中で、惑星のように
大きな存在感をはなちながら、美しく煌めいていました。
山本シェフは、この艶感にもとってもこだわってらしたんですよね。

  
  
  

  
そして、最後の仕上げは脚立に登って、上からピストレを吹き付けて。
見せる・・・そして魅せる演出ですね!
実は、クープ・デュ・モンドで若林シェフがしてらしたこのパフォーマンスを見て、
とてもインパクトがあるなと思い、これはいただき!と採用されたそう。
登らなくても届くんじゃない?・・・ってところもあったけど(笑)
インパクトはバッチリでしたよ(^^)v
こういう演出も、世界大会では重要になってくるんでしょうね。

  
実はこの作品のテーマは昨年の夏から決められていたそうで、
同じテーマで、内海杯、トップ・オブ・パティシエと出場されているんですが入賞せず・・・
その他にも何度となくチャレンジを重ねてこられたんですが、
今まで上位入賞をされたことはなかったそう。

予選の写真提出後、クープ・デュ・モンドを見に行き、触発され
そこから多くの失敗を重ね、そして進化を重ねて
予選の写真から格段にレベルUPした、このピエスを完成されるに至ったんですね。

  
優勝の弁で、長かった・・・勝てなかった・・・という言葉を聞いた時に
山本シェフ同様、私も本当にこみあげてくるものがありました。
一時はやめようと思われたこともあったそう・・・
「でも先輩方から貴重なアドバイスをたくさん受け、多くの方々の励ましに支えられて、
今まであきらめずに挑戦し続けてきて、本当によかったと思います。」
と、感動に声をつまらせながら、何度も何度もおっしゃっていました。
技術的なことは勿論、精神的にも極限まで自分を追い込まなければ勝てない闘い・・・
日本代表の座を勝ち取る為には、想像を上回る凄まじい努力を要するということですね。

  
最近完成された新居のキッチンは大理石にされたそうなので、
ご自宅でも細かい練習を重ねて、本番で最高のピエスを披露してくださるのを
楽しみにしています(*^^*)♪

    

  
  

  
垣本晃宏さん アトリエアルション(大阪) 「孤高の勇者」

大阪だから虎なの?と思ったら、もっとファンタジックなトラを
イメージされているということで、ホワイトタイガーを作られたそう。
最初からとても細かな作業をされていました。
  
でもその背後に立たれている審査員のお三方・・・存在感ありすぎです(笑)
前回のWPTC出場選手でらした和泉シェフ、川村シェフ、藤田シェフ。
本当に素晴らしいチームワークだったんですよね。
そして、今も本当にいい関係を築いてらして・・・(笑)
  
歴代出場選手のどなたかがおっしゃられた
WPTCに出場したことで、生涯の親友を得ました!という言葉が印象的でした。

   
 
  
  

  
古久保裕介さん フラワーガーデン金沢(石川) 「サファリ」

チョコレートらしい作品を作りたかったとのこと。
ライオンの表情がとっても可愛らしんです。

小久保シェフは作業の丁寧さ・技術性が、非常に高く評価されていました。

  
  
  

  
片沼聖之さん 株式会社マリエス(パティスリー・デュ・カシス)(東京) Mythique

なかなか全貌が明らかにならなかったこの作品。
まさにMythique(神秘感)溢れる作品でした。

  
 
  

  
以上5選手が制限時間5時間の中で戦い、
WPTCに出場してこられた歴代の選手の方々や、
特別審査員としてM.O.F.のステファン・ルルー氏他が審査をご担当されました。 
(優勝者に贈られたルルー氏の本を見せていただいたんですが・・・素晴らしかったです☆)

評価項目は、テーマ性、芸術性、完成度、技術性(含む作業点)、オリジナリティ。

1位:クラブハリエ 山本隆夫さん
2位:浦和ロイヤルパインズホテル 高山浩二さん
3位:フラワーガーデン金沢 古久保裕介さん

上位入賞者は以上の通りですが、各選手の詳細な点数配分などは、
こちらのWPTCオフィシャルサイトをご覧ください

  
審査結果の発表前に、総評をされた藤田シェフは、
「ピエスを作るなかで最も大切なことは、モンタージュでアラを作らないことです。
 今回は残念ながら、組み立てを大事にしている選手はいませんでした。
 アラをなくし、モンタージュをもっと丁寧に行うようにし、
 さらに技術を磨いていってほしいと思います。」と
厳しい闘いを終えた選手の労をねぎらいながらも、厳しいアドバイスをおくってらっしゃいました。

   
  

  
  

  
期せずして、歴代のチョコレートピエス代表選手の3人を発見!
 
「和泉シェフ、藤田シェフと2回連続チョコレートピエス部門では優勝しているので、
 僕が取っても当たり前。今度こそ総合優勝を狙います!」
 と力強く宣言してくれた山本シェフ。

有言実行がモットーですものね!(←言ってないって?!)
前回の3選手を超えるチームワークを結成して、総合優勝目指して頑張ってくださいね!

あらためまして、全選手の完成作品はこちらです。

  

  
  
モバックショーの最終日終了1時間前に、
これらのピエスはすべて壊されてしまったんですが・・・
これ食べれるの~?と子供さん&おば様に大人気で、
壊す傍からパーツが奪われていっていました^^;
山本シェフの大きな球を持って帰る子も?! どうするんだろ~・・・
某シェフには、東京では絶対にこんなことないよ~って笑われてしまいました^^;
やっぱり関西の〇〇ちゃんパワーは凄いですね!

  
山本シェフは練習に使いたいということで、
この壊したピエスのチョコを全部持って帰られたんですが・・・
こういう考え方って素晴らしいなぁと思いました。
まさにEcoですよね。
でも溶かしたら、色々な色が混ざって・・・と思ったんだけど、
色がついているのは数%程なので、元のチョコ色に戻るんですって!

  
翌日に行われた飴細工のショーピース部門の選考会に続きます・・・

  

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