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ベルギー 2014/10/10

もと考古学者が創り出す、ベルギー生まれの本格和ショコラ

ボンボン

「YUZU」のボンボンショコラ

日本の「柚子」は近年ヨーロッパや北米でも注目されている食材。海外のシェフやショコラティエも柚子を料理やスイーツに活かす人たちが増えて来ていますが、ベルギーのゲントでは柚子をそのまま店名にしてしまったお店があります。

「YUZU」は2003年のオープン時から、日本の材料をメインに使うマニアックなショコラティエとして、またそのクオリティの高さと本物志向のボンボンショコラが徐々に知名度を上げ、今では一部の間でベルギー国内一のショコラトリーともささやかれるお店です。

陳列の仕方もどこか日本風。

陳列の仕方もどこか日本風。

店内に入ると、檜の棚に上品にディスプレイされた日本製陶器。他の棚には日本から取り寄せた食材を配置し、奥にはチョコレートが並んだ小さなカウンターがあります。店内はほんのり柚子カラーの黄色で統一されています。

ヨーロッパにもアジアの食材を扱うお店はたくさんありますが、親日家のオーナーショコラティエ、ニコラス・ベネイスさんがチョイスした食材は、他ではほとんど取り扱いのない特別なものばかり。緑茶だけではなくほうじ茶やショウガ入りのお茶があったり、普通の醤油ではなくたまり醤油だったり、お酒も一般的な純米酒や吟醸酒ではなく発酵玄米酒など、彼の日本食材に対してのこだわりが反映されたセレクションです。

抹茶と柚子のフレイバーの『Nara(奈良、左)』と『HAVANA(右)』。木板に几帳面に並べられたショコラはまるでお寿司のよう。

抹茶と柚子のフレイバーの『Nara(奈良、左)』と『HAVANA(右)』。木板に几帳面に並べられたショコラはまるでお寿司のよう。

こちらのショップのコンセプトは『一粒ひとつぶにストーリーがあるチョコレート』を提供すること。例えばウィスキーとキューバンシガーの『HAVANA(ハバナ)』。ウィスキー入りのチョコレートというとシャープなモルトのとろっとした食感を想像する人もいるかと思いますが、彼は独自の方法で繊細に味を表現しています。微かに舌に感じるウィスキーの味わいと、スモーキーな風味は、イギリスの紳士クラブの雰囲気を一粒に詰め込んだというニコラスさんのお気に入りアイテム。

他にも抹茶とバジルを合わせた『Kozue(こずえ)』、アーモンドと高知産柚子を使った『Koochi(高知)』、また山椒や生姜など日本で馴染みのある材料をボンボンショコラに取り入れています。


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