2010.3.21 アーカイブ

「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」弓田シェフのトークショー

2010.3.21

青山ブックセンター六本木店で、代官山にある老舗パティスリー「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」
弓田シェフの書籍フェア「弓田亨が築き上げた食のimaginationの世界」が行われています。
今日は、最新刊「失われし食と日本人の尊厳」の出版を記念して、
同店でシェフのトークショーとサイン会が開催されました。

 

日本におけるフランス菓子業界の重鎮であり、孤高、鬼才とも謳われる弓田シェフは、近年はスイーツばかりでなく、家庭料理のレシピ本なども出版されています。
この最新刊は、現代日本の食糧事情や日本人の味覚、食習慣など、食全般に対して感じられる危機感から、「食とは何かを改めて考え直し、原点に立ち立ち帰らなくてはいけない」というメッセージを込めて綴られたものです。

椅子があるにも関わらず、立ったまま熱弁をふるわれるシェフのお話に、集まった多くの弓田ファンが熱心に聞き入っていました。

 

 

 

店内奥の中二階へ直進した中ほどの右手に、シェフの著作やお勧め本など、フェア関連の著書が並んでいます。
ポップには、「料理通信」の君島編集長や「コート・ドール」斉須シェフなど、シェフと親交の深い方々のコメントも。

 

 

 

 

イベント後にはお土産を頂きました。
お店で人気の定番商品、塩味のクッキーと、新作のケーク・オ・ショコラ、イル・プルー新聞です。
 

塩味のクッキーは、ゴリゴリと重い歯応えにまずビックリ。
味の方は、極上のアーモンドがたくさん入っていて、かと思いきや、チーズの風味と食感もあり、隠し味にチキンブイヨンが入っていたりと、多重性が深みに感じられる逸品でした。

ケークも、最新作に今さらショコラ?という疑問は、一口食べれば解消です。
しっかりと火が回っていながらしっとりとした絶妙な食感、その後にふんわりと来る燻香に似た香りが独特で、なんとペルー産のカカオを採用したのだとか。
ペルー産カカオは、海外の産地別タブレットショコラなどでは見かけるようになりましたが、癖があることもあり、やはりバリエーションの1つという印象がぬぐえません。
それをケークに使うとは!
大胆な発想であり、困難な挑戦でもあり、弓田スイーツの凄みを改めて感じました。

ん?
イル・プルー新聞の左下をよく見ると・・、ポワソン・ダブリル(4月の魚)を発見。
フランスでエイプリルフールに食べる、魚の形をしたお菓子のことですが、
スイーツマニアの間でじわじわと認知度が高まって来ていますね。
本国ではチョコレートなども店に並びますが、日本で見かける場合は苺のパイが多いようです。
イル・プルーでは、あんずバージョンも作るのだそう・・、うわぁ、おいしそう・・
(洋菓子にあんずの組み合わせが好きなんです、私)。

【 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ 】
http://ilpleut.co.jp/

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