2010, 3 月 アーカイブ
2010.3.29
2010年4月6日、錦糸町駅前にロッテシティホテルが誕生します。
その1階にできるのが、チョコレートカフェ「シャルロッテチョコレートファクトリー」。
先日、プレスレセプションに伺って来ました。
見聞きして来たことは、また後日、ご報告します。
写真は、レセプションで集った、並木先生、絵本作家のはんだのどかさん、
編集者のM田さんとの女4人の密談?の、ひとコマ。
以前、ご紹介した絵本「チョコレートがおいしいわけ」の販促用の物品たちです。
カワイイ!!
カカとポドのぬいぐるみはロッテさんの特注品ですが、
2人(「人」でいいの?)の座っている白樺の木の長椅子や粘土細工のチョコレートはすべて、
はんださんがご自身で作られたものだそう。
これらは近々、四日市市にある、児童書の充実した出版業界では有名な書店へと旅立つ予定なんだとか。
頑張ってたくさんお売りよ、達者でな~!
2010.3.22
少し前になりますが、並木先生を通じて、ルクセンブルク大使公邸でのパーティーにご招待頂きました。
ルクセンブルク公国という国をご存知でしょうか?
フランスやドイツに隣接した内陸の小さな国ですが、実は大変な美食国家で、
「フランスの質とドイツの量」と言われているそうです。
オーバーバイスはルクセンブルク大公御用達の名門パティスリーで、この日はシェフのジェフ・オーバーバイスさんもいらしていました。
オーバーバイスが日本で知られるようになったのはサロショコへの出店がきっかけかと思いますが、実は、早くから日本人パティシエの見習いを受け入れていたのだそうで、この日、会場には、アン・プチ・パケの及川シェフやラ・ヴィ・ドゥースの堀江シェフなど、20人近くものパティシエの方々がお見えになり、オーバーバイスでの修行時代を懐かしんでいらっしゃいました。
並木先生のセミナーも行われました。
テーマは「ルクセンブルクの街並みとスイーツ事情」。
昨年、2回もルクセンブルクを訪問されて以来、今やすっかり、ルクセンブルク宣伝大使を任せられている並木先生です。
その後には、オーバーバイスのショコラの試食、ルクセンブルクワインの試飲を兼ねた懇親会がありました。
オーバーバイスのボンボンはおいしいものばかりですが、日本での販売品は、実は本国のものよりもコーティングが薄めに作られているのだそう。
ジェフさんからイチ早いオーバーバイス情報も。
「ヴァローナの協力によって入手できたベネズエラ産クリオロ種のカカオを使って、素晴らしいミルクのボンボンショコラが出来ました。来年のサロン・デュ・ショコラで販売出来ると思いますので、期待していて下さい。」とのことでした。
ショコラ好きならダーク、ミルクなんて子供の食べ物よ、というように思われがちですが、私は個人的にはそうとばかりは言えないと思っています。
というよりも、最近は、一部のショコラティエのなかに、ミルクもその良さを活かしながらできることがあると、ミルクにも目を向けるようになって来ている流れを感じる節があり、今からそちらの動向への注視も忘れずにおきたいと思っていたりします。
さて、この日は、ジェフさんがパーティー用に特別に作って下さった
ルクセンブルクのリースリングワインを使ったボンボンがテーブルに並ぶということで、
皆さん、食べ損ねないようにと気合が入っていたようでしたが、
端から端までずずずい~っと見渡してみたもののどうも見当たらない、と思っていたら、
なんと会場に運び忘れてしまったのだそう!
・・残念です・・^^;
2010.3.21
青山ブックセンター六本木店で、代官山にある老舗パティスリー「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」
弓田シェフの書籍フェア「弓田亨が築き上げた食のimaginationの世界」が行われています。
今日は、最新刊「失われし食と日本人の尊厳」の出版を記念して、
同店でシェフのトークショーとサイン会が開催されました。
日本におけるフランス菓子業界の重鎮であり、孤高、鬼才とも謳われる弓田シェフは、近年はスイーツばかりでなく、家庭料理のレシピ本なども出版されています。
この最新刊は、現代日本の食糧事情や日本人の味覚、食習慣など、食全般に対して感じられる危機感から、「食とは何かを改めて考え直し、原点に立ち立ち帰らなくてはいけない」というメッセージを込めて綴られたものです。
椅子があるにも関わらず、立ったまま熱弁をふるわれるシェフのお話に、集まった多くの弓田ファンが熱心に聞き入っていました。
店内奥の中二階へ直進した中ほどの右手に、シェフの著作やお勧め本など、フェア関連の著書が並んでいます。
ポップには、「料理通信」の君島編集長や「コート・ドール」斉須シェフなど、シェフと親交の深い方々のコメントも。
イベント後にはお土産を頂きました。
お店で人気の定番商品、塩味のクッキーと、新作のケーク・オ・ショコラ、イル・プルー新聞です。
塩味のクッキーは、ゴリゴリと重い歯応えにまずビックリ。
味の方は、極上のアーモンドがたくさん入っていて、かと思いきや、チーズの風味と食感もあり、隠し味にチキンブイヨンが入っていたりと、多重性が深みに感じられる逸品でした。
ケークも、最新作に今さらショコラ?という疑問は、一口食べれば解消です。
しっかりと火が回っていながらしっとりとした絶妙な食感、その後にふんわりと来る燻香に似た香りが独特で、なんとペルー産のカカオを採用したのだとか。
ペルー産カカオは、海外の産地別タブレットショコラなどでは見かけるようになりましたが、癖があることもあり、やはりバリエーションの1つという印象がぬぐえません。
それをケークに使うとは!
大胆な発想であり、困難な挑戦でもあり、弓田スイーツの凄みを改めて感じました。
ん?
イル・プルー新聞の左下をよく見ると・・、ポワソン・ダブリル(4月の魚)を発見。
フランスでエイプリルフールに食べる、魚の形をしたお菓子のことですが、
スイーツマニアの間でじわじわと認知度が高まって来ていますね。
本国ではチョコレートなども店に並びますが、日本で見かける場合は苺のパイが多いようです。
イル・プルーでは、あんずバージョンも作るのだそう・・、うわぁ、おいしそう・・
(洋菓子にあんずの組み合わせが好きなんです、私)。
【 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ 】
http://ilpleut.co.jp/
2010.3.17
春節とは、ご存じのとおり、中国の旧暦でのお正月のことです。
現地では一週間ほども連休となり、しばらくの間は、
新歴のお正月とは比較にならないほど盛大にお祝いをするのだそう。
旧暦によるために春節は毎年、日が異なり、今年は2月14日でした。
少し過ぎてはしまいましたが、並木先生の食べ歩き講座で、
世田谷「火龍園(ファンロンイェン)」にて春節料理を堪能しました。
住宅ばかりの町並みにやけに映える、この立派な門構え。
なんとなく違和感のある位置についているのは、風水によるもの?
店内に一歩入ると、目いっぱいに、金文字で「福」と書かれた赤い札や赤いちょうちんなどの、慶事を祝う飾りつけがされていました。
「福」の札は、天地を逆に飾るのが決まりごとです。
「福が逆さま」と「福が来る」は、中国語で同じ発音になることから、そのような風習ができたと言われているそうです。
コース最初のメニューは、「広東風焼き物前菜の盛り合わせ」。
右にあるのが釜焼きチャーシュー、左は皮つき豚肉です。
皮つき豚肉のパリッと焼きあがった皮の歯触りと柔らかい脂身がたまりません!
この料理には、「家にたくさんの福が集まりますように」という願いが込められているのだそう。
二品目の「ターサイとピータン・塩漬け卵の炒め」は、中国語で書くと「金銀炒青菜」。
ピータンと塩漬け卵を金や銀に例えて、「金銀で部屋が一杯になりますように」という意味があるのだとか。
塩漬け卵は、中華圏では広く使われているアヒルなどの卵の塩蔵物で、炒めものの味つけにするのはポピュラーな調理法です。
ピータン同様、風味が苦手な方もいらっしゃるかも。
つづいて、紅ナバナや黄ニラなどの入った「二種海鮮と旬菜の炒め」、出世魚のすずきをあっさりとした味つけで頂く「すずきの広東式醤油蒸し」が。
その後、「豚足のとろとろ煮」と一緒に上湯スープと麺だけの中華そばが出て来ました。
本来は別々の料理ですが、シェフのご提案で、中華そばに豚足を入れて食べてみることに。
豚足は「思いがけない財産が手に入る」、そばは日本と同じで「長寿になる」ことを願う食材だとのことでした。
デザートは2種類を頂きました。
「黒胡麻あんの白玉団子」は、中にサラサラとしたすり胡麻と砂糖を合わせたものが入っていて、白玉との食感の組み合わせが新鮮でした。
大きな土鍋で運ばれて来て、はられたお湯の底でちんまりと身を寄せ合っている姿が、妙にかわいらしいというか、いじらしいというか・・、なんだか食べるのがかわいそう。
食べちゃいましたけども。
「自家製甘餅の煎り焼き」は、餅とは言っても、もち米粉を練り上げて作った中華菓子です。
地方菓子の「ゆべし」や「ういろう」に似た、ねっちりとした食感。
色の数種類ある片粉(ピントン)という板状の氷砂糖のうち、
黒いものを使ったことから、このような色になったよう。
この日の料理は、すべて縁起が良いとされるものばかり。
これだけ食べたら、相当、福運を取りこんだはず!!
と、思うことにして、この先を過ごして行こうと思います(気は持ちよう)。
【 世田谷火龍園(ファンロンイェン) 】
http://www.fuanlongyuen.jp/
2010.3.16
サロショコ会場で、はんだのどかさんという若い絵本作家さんと知り合いました。
写真の「チョコレートがおいしいわけ」は、発売されて間もないはんださんのデビュー作。
カカオの実がチョコレートになるまでの道のりを、主人公のカカとポドがたどる形で、
やさしくていねいに教えてくれる絵本です。
カカオの実がなっている様子に始まり、収穫、熟成などの作業を経て世界中に運ばれ、
みんなの口に入るまでが、かわいらしくて親しみやすい絵で描かれています。
子供向けの絵本でありながら、大人にも楽しめるわかりやすいチョコレート本になっていますので、
本屋で見かけたら、ぜひ開いてみてくださいね。
はんださんは、取材のために、ガーナ大使館やショコラトリーへと足を運び、
チョコレートの原産国であるガーナにまで飛んだのだそう。
「伝染病の注射とか・・したんですよね(恐る恐る)?」
「しました~(ケロッと)」
ほぉ・・;;
菅野美穂似のキュートな外見の奥に根性を見た!
なお、4月6日、錦糸町に、日本初のエンターテーメント性のあるチョコレートカフェ
「シャルロッテ・チョコレート・フェクトリー」がオープンします。
こちらでは、この絵本の動くディスプレイが展示されることになっているそうです。
お子さんをお持ちの方はもちろん、そうでない方も、ぜひ覗きに行ってみてくださいね!
【 はんだのどか著「チョコレートのおいしいわけ」 】
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%91-%E3%81%AF%E3%82%93%E3%81%A0-%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%8B/dp/4752004658
2010.3.7
有楽町駅から徒歩3分、「ブラッスリーオザミ」は並木組の縄張りとも言うべきお店。
コストパフォーマンスも良く、ワインの輸入会社が経営していることからそちらも充実しているので、
私もよく足を運びます。
毎月フェアを行っているなかで印象に残った、「フォアグラトリュフフェア」での
トリュフを使ったデザートをご紹介。
写真左は「トリュフとクルミのクレームブリュレ」、
右は「ココナッツのブランマンジェ トリュフアングレーズソース」です。
トリュフ入りクレームブリュレは、このフェアの定番です。
登場して以降、個人的にはこれまでもそれぞれにおいしく頂きましたが、
トリュフの量の調整があったり、クルミ、バニラアイスを乗せるなどの試行錯誤を経て、
今年の形で完成を迎えたように思います。
ブランマンジェにしても同じで、初年度はトリュフの香りのやや浮いた感じが否めなかったのを、
スープ仕立てほどにソースの量を増やしてから、格段においしくなりました。
ただそれだけのことで全く違う一品になってしまうのですから、こういう時にこそ、
料理というものの奥深さや面白みを私は感じます。
厨房で見せる厳しい横顔とは打って変わって、ホールではいつも親しみやすい優しい笑顔でご挨拶下さる羽立シェフ。
1年ほど前に狩猟免許を取られたそうで、店にはシェフ自ら仕留めたジビエがメニューに並ぶこともあります。
この日は、開店以来、初めてコック帽を被っていらしたので、記念に?激写!
「どういう心境の変化ですか」とお尋ねすると、「会社から急にお達しが出まして・・、理由はよくわからないんですけど」と、恥ずかしそうに照れ笑い。
似合ってますよ!
ランチからカフェタイムを挟んでディナーまで、いつも忙しい人気の「ブラッスリーオザミ」。
こちらはとにかくリピーターが多く、それは、料理にはもちろん、居心地の良さにハマってしまうから。
シェフのお人柄やスタッフとの信頼関係の厚さというのは、
店に流れる雰囲気に実は直結しているということを、この店から教えてもらった気がします。
そういえば、そろそろホワイトアスパラガスも食べねば・・、ですよね!?
3月後半には「春の食材と豚フェア」が開催されますので、ぜひこちらでどうぞ!
【ブラッスリーオザミ】http://www.auxamis.com/brasserie/index.html