2009, 10 月 アーカイブ

広尾商店街にソーセージ処 「サルシッチャ・ウノ」

2009.10.31

以前から気になっていたお店、「サルシッチャ・ウノ」。
広尾駅方面から広尾商店街に入って1、2分といった場所にあるので、
目的地に向かう途中にちょっと覗きこんで足早に通り過ぎる、ということが
これまでに何度もあったのですが、先日、サクッとですが、ようやく立ち寄ることができました。

イタリアのソーセージ、サルシッチャは、本来は生ですが、こちらでは少し燻しているそう。
まずは、スタンダードな「荒挽きの香草入りソーセージ」に、お店の方が好物だという
「くるみとナッツ入り厚切りソーセージ」を1皿ずつ頼み、かぶりつきました。
一見、ハンバーグのようにも見える厚切りソーセージは、
肉らしい風味と歯応えがしっかりと感じられました。
肉にポテトフライはヨーロッパでよくある組み合わせで、こういうときはポテトも重要。
ココのはバッチリ。

バーニャカウダはボリュームたっぷりで、仕入れによって変わるかと思いますが、
この日はアスパラ、オクラ、パプリカ、カボチャなど、
10種類ほどの色鮮やかな生野菜が盛りつけてありました。
ソースはほとんどアンチョビのペーストでしたが、この塩気の強さがかえっておいしくて、
野菜でもお酒のツマミにもってこいです。
バーニャカウダは日本では一年中メニューに載っていますが、本来は冬の料理。
本国では、オイルにトリュフのスライスやハーブを入れ、香りをつけて食べることもあるそうです。
いいなぁ、それ。

 

デザートは、ティラミス、ブラッドオレンジのジェラート、パンナコッタ。
こちらもなかなかのボリュームで、どれもおいしく頂きました。

ここで、メニューの中に私の心をわし掴みにする料理を発見!!
その名は、「カチュッコ」。
カチュッコとはトスカーナ州にあるリボルノという港町の名物料理で、
港にあがった魚介を使ったトマト味のスープです。
白身魚や貝、エビ、タコなどがドーンと大きいままで入っている、見た目はまさにごった煮。
アラでもなんでも突っ込んでしまう漁師鍋のようなものなのですが、
その大雑把さや力強さ(結構ドロドロになっていたりも)がたまりません。
東京のレストランではまずお目にかからないので、また足を運んで、今度こそ食べなくては!!

 

【 サルシッチャ・ウノ 】
http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100457.html

日本酒、焼酎、オードヴィ・・&フレンチ。西麻布「グットドール・ドゥーゾン」

2009.10.27

本日27日、西麻布にワインレストラン「グットドール・ドゥーゾン」がオープンします。
2500円、3800円、4800円と、リーズナブルプライスのプリフィクスコースにアラカルトもあって、
料理に華を添えるワインの充実はもちろん、それ以外にも日本酒や焼酎、
日本人にはあまりなじみのないリキュールや蒸留酒など、
あらゆる銘酒がまばゆいばかりに並んでいます。

こちらのお店は、有名な酒販店「横浜君嶋屋」の君嶋社長が始められた数軒目のレストランにして、
ずっと心に温めて来た「気軽なフレンチとお酒のマリアージュを広く楽しむ」というアイデアを
実現させたお店。
店名の「ドゥーゾン(12の意味)」は、レストラン事業を始めて
今年で12年目であることからつけられたそうです。
お酒のセレクトもご本人が自ら手掛けられたとか。
これまで以上に思い入れが強いということなんでしょうね。
その意気込みたるや、かつてはグットドールクラッティーニのホールに立ち、
カンテサンスや御田町桃の木など数々の有名店でもマネージャーやシェフソムリエを務めて来られた
Y田さんいわく、「2日間くらいで絞り込んで、いや、もう本当に大変で・・(苦笑)」。

 

 

 

広尾の3番出口から徒歩7、8分。
以前、グットドール・クラッティーニのあった場所と言えばわかりやすいでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 


店内はしっとりとした大人の雰囲気ですが、気取りや堅苦しさはありません。
打ちっぱなしの壁には、20点ほどのスケッチが静かに並んでいます。
素敵だなぁ・・と眺めていたら、お隣のテーブルにいらしたのがグットドールグループのレストランや横浜君嶋屋の店舗デザイナー氏で、なんと絵の作者はその方なんだとか。
ヨーロッパを旅しながら描いたものを選んで飾ったそう。
西麻布にご自身のギャラリーを作ってしまったようなもの(笑)?

  

 

レセプションで頂いたお料理の、前菜の盛り合わせ。
いずれも、年配の方や女性の口にも合う、やさしい味わいです。

立食とばかり思っていたら着席でコースを頂けたので、シャンパンに続き、私はメインのローストポーク(鹿児島産梅肉ポーク。キメ細やかで繊細な旨みと甘味がありました)に合わせて日本酒か焼酎をお願いしました。
やってきたのはワイングラスで大吟醸。
ん~!やっぱりおいしい~~^^
後に、たまたま持っていたパリ土産のジャック・ジュナンのパート・ド・フリュイをひとつつまんで合わせてみたところ、意外なグッドマッチでした。

 

日本食にワインはもはやひとつの定番と言っても過言ではありませんが、
日本のお酒を置いているフレンチレストランはなかなかありませんよね。
日本食の注目度の高さに背中を押されてか、日本のお酒も海外で評価を得て来ているようですから、
これからは逆輸入的に日本のフレンチやイタリアンレストランでも日本のお酒が置かれるようになって、
マリアージュが愉しめるようになるかも?

【 グットドール・ドゥーゾン 】http://www.goutte-dor.com/douzeans/index.htm

現代に甦る王家のカカオ「ショコヌスコ」

2009.10.17

スペイン大使館で行われた、カカオサンパカの新商品内覧会へ伺いました。
カカオサンパカは、スペイン王室御用達のショコラトリーです。
先日オープンした丸ノ内ブリックスクエアにも専門店があります。

新商品は「ショコヌスコ」というボンボンで、カカオの品種そのものから名づけられました。
アジア初上陸、カカオが希少なためにアジア以外でも非常に限られた数量しか販売されていません。

深みがありながらフルーティーとも取れるカカオの風味を楽しんでいると、
溶けるに従って苦味や酸味も姿を現します。
高級チョコレートを食べ慣れた人にこそ喜んでもらえそうな逸品です。

「ショコヌスコ」はかつて、アステカ帝国の王しか口にすることを許されなかったために、幻とも言われたメキシコ産のカカオ。
その後、1820年までの300年間にわたりスペイン王室の厳重な管理を受けていたそうですが、大規模生産の波に押されて一旦は絶滅したと考えられていました。
それが、5年前に発足したメキシコでも貧困の度合が最も高い地域に住むマヤ族を救済するための農業開発プロジェクトにより甦り、このたび、カカオサンパカの商品として発売されることになったのです。

 

 

こちらは一緒に供された「PAR(ピー・エー・アール)オレンジスイートワイン」。
チョコレートとの相性も抜群な、カカオサンパカのオリジナル商品です。

 

スペイン産のオレンジピールを漬け込んで8年間もの間じっくりと熟成させたこの白ワインは非常に上質なデザートワインで、一口飲んで、思わず「買うっ!これ買うっ!」と鼻息が荒くなる私・・。
糖類を一切添加していないそうで、口に含んだときの甘味にくどさは全く感じられず、後味がすっきりしているので、いくらでも飲めてしまいそう。

在庫に限りがあり、売り切れ御免ですのでご注意を。

 

 

「ショコヌスコ」は、バレンタインに向けて、12月中旬から販売が開始されます。
カカオの生産量の問題から、状況により、
お一人の購入量に制限が設けられる可能性があるそうです。

【カカオサンパカ】http://www.cacaosampaka.jp/

 

・・家を出発するまであと一時間・・、
ようやくこれから準備にかかりますが、パリに行って来ます!
目的はもちろんサロン・デュ・ショコラ!

間に合うのか!?!

今年の初鍋は名店「鳥栄」にて

2009.10.14

朝晩はすっかり涼しくなって来ましたが、頃合い良く、鍋料理で体を温める機会に恵まれました。
場所は、2ヶ月以上前に電話をかけてようやく予約を取ることのできた、湯島の「鳥栄」。
明治42年創業の軍鶏料理専門店です。

 

 

 

堂々たる木造の日本家屋の戸をカラカラと横に引くと、トントントントン・・と、つくね用に鶏肉を叩く音が。
木の扉、木のまな板の奏でる音は丸みがあって、なんだかホッとした気分になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

客席があるのは2階のみ。
六畳二間ほどの広さなので、入って4、5組ほどでしょうか。
これじゃあ予約が取れないわけだ!

 

 

 

 

こちらで用意されているのは潔くも「鳥鍋」のみで、創業以来、これ一本でやっているのだそうです。

 

モツ類を含む様々な部位をダシを張った鍋に並べ、早く煮えよと念じながら、時を待つばかり・・。

肉以外の食材は白ネギと焼き豆腐だけですいぶんシンプルでしたが、それこそが鶏肉のうまみをより活かしたいという信条の表れなんでしょうね。

使われているのは東京軍鶏とのことで、「よく煮て下さい」とも言われたのですが、思ったよりも柔らかい歯応えで、食べやすかったです。
これをたっぷりの大根おろしで頂くのが鳥栄流。 

 

 

 

その後には、トロリとするほどに叩かれたタネをスプーン1本でうまく丸めてつくねを作り、またもみんなして何かの儀式のように鍋に向かって念じます。
他に食べるものがないので、大根おろしをツマミにお酒をチビリチビリ・・。

煮えたつくねは、これも大根おろしで食べるのが本来の食べ方だったのですが、わりあい淡白な味わいだったので、私はダシと一緒に取り皿に取って、まずは塩で、次に醤油をひとたらしして頂きました。 

 

 

 

鶏肉のうまみがダシに出たところで、そばちょこに取り分けてダシを楽しんだら、今度はご飯にかけてお茶漬け風に。

やっぱり、和食は最後に炭水化物ですね~。
特に鍋の場合、これがないとどうにも締まりません。

 

 

 

  
ちなみに、こちらではガスではなく炭火を使っているのですが、これがかなり暑い!
すぐ背後に開けた窓の外に手を伸ばすとかなり涼しいのにも関わらず、
鍋の近くにいた私は体の前面が炭火の熱で熱いほど。
秋冬の予約がなかなか取れないとのことで、一旦は夏場に行こうとしたのを、お店の方に
「ウチはエアコンがないですし、炭火はものすごく暑いですよ。お勧めしません」とまで言われ、
10月に予約を取り直したのでした。

正解だった・・^^;

ディープな中華の酒菜館「黒猫夜」で乾杯!

2009.10.12

久しぶりに赤坂見附へ。
ディープなメニューばかりと噂の中華居酒屋「黒猫夜」に、公式ブロガーのjunさん、千葉さん、
ミラクルパワーなフードスタイリストMきちさん、編集者のYさんと、
お酒の飲めるメンツで集まりました。

 

メニューを眺めつつ、早速、紹興酒の飲み比べセットをみんなで回し飲み。
こちらは中国酒に思い入れのあるオーナーのお店で、紹興酒はもちろん、
黄酒、白酒などの日本ではあまりなじみ深くないお酒も多種揃えてあります。

 

 

利き酒の結果、一番人気だったのが孔乙巳(コンイージー)。
フレッシュな飲み口とフルーティーな甘さが新鮮な、女性好みの逸品です。
よその店ではまず飲むことのできない銘柄だそう。

 

 

 

 

さて、待望の料理が。
右三品は突き出し、左の大皿は前菜セットです。


突き出しの「ピーナッツの青のり炒め」のピーナツが素揚げしてあってとても香ばしく、思わずやめられない止まらないことに!
写真がちょっとわかりづらいですが、手前の皿は中国でよく食べられている押し豆腐で、平麺状になっています。

前菜は、さんまのウーロン茶スモークやとうもろこしの天ぷら、つぶ貝のにんにく醤油漬けなど、お酒のすすむオリジナルメニューばかり。

 

 

 

 

続いて、店長のイチオシ(というか自分の好物なんだとか)という羊串。

中国の新疆ウイグル自治区にあるウルムチ市で食べられている料理で、東京ではかなり限られた店でしか食べられません。
ここでは、クミン、塩、トウチーが添えてありました。

 

 

 

 

他にも、大根餅揚げだとか、鴨舌の炒め物だとか(結構グロいです・・勇気がある方はお試しあれ)、
パクチーサラダ、海老と野菜の腐乳(豆腐を発酵させ、塩漬けにしたもの)炒めなどなど、
中国の郷土料理と店のオリジナル料理のごった返したテーブルを前に散々飲み食いし、
とどまるところを知らないMきちパワーに引っ張られつつ、楽しい夜は更けて行ったのでした。

マイ・ガトーバスク

2009.10.5

大好きなお菓子、ガトーバスクを焼きました。
とは言っても、一人でというわけではなく、またまた、
テーマが変わるごとに毎度お邪魔しているShigeko先生の自宅教室にて。

当日は、夏にフランスに行って来たばかりのShigekoさんに
旅行写真のスクラップブックを見せてもらいながら、
チェリーのコンフィチュールの入った伝統的なガトーバスクを焼き立てで頂きました。

写真は自作のガトーバスク。
表面にはフォークで線をつける提案をして頂いたのですが、
私は、現地でもよく見られるように、余った生地で
ローブリュー(バスク十字と呼ばれるバスク地方のシンボル的な模様)を作り、
飾りつけてみました。

 

 

持ち帰って2日寝かせてから食べてみたら、生地はザクザクの歯応えに。
かなり硬めに炊いたカスタードも、通常品よりアルコール度数が高いラム酒
(その方が焼いた後に香りがより強く残るんだそう)がふんわりと香って、激ウマ!!

あんなに簡単だったのに~。
やっぱりお菓子って、作業や材料の分量のちょっとした違いで仕上がりが変わるものなんだなぁ、と、
教室に行くたびに思います。

偉大なり、Shigekoレシピ。

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