2009.1.13 アーカイブ
2009.1.13
ガレット・デ・ロワは、イエス・キリストの生誕を祝う1月6日の公現祭にちなんだお菓子です。
このサイトをご覧の皆さんには、なにを今さら!といった感じかとは思いますが。
先日、このガレット・デ・ロワの試食会に参加しました。
ガレット・デ・ロワが22種類もゾロリと並んだその光景は壮観!
スイーツマニアの間ではガレット・デ・ロワがすっかり定着し、これを販売する店も増えているなか、
年々、オリジナリティのあるものが登場して来ています。
今年はその傾向がさらに加速し、南フランスで見られるブリオッシュタイプが増えたり、
現在のパリの流れを汲んで、表面に強い焼き色をつけずに中央部までじっくりと
火を入れる焼き方をしたり、味や飾りつけにひと工夫したりと、
ずいぶんとバラエティに富んでいました。
ちなみに、パリでも、有名店から庶民的なお店に至るまで、
今年はブリオッシュタイプが目についたそうです。
というわけで、まずは、この日に並んだブリオッシュタイプをピックアップしてしてみたいと思います。
さて、ブリオッシュタイプのなかでも今年一番に個性の強かったのは、ピエール・エルメ。
ガレットタイプも販売されていましたが、こちらはホテルニューオータニ店限定販売のもの。
頭にはパッション風味の大きなクラングルを乗せ、ローストしたパイナップルを混ぜ込んだ軽いバタークリームがはさまれていて、こうなるともう、「ワタシ、こう見えてデロワなんです」と言われでもしない限り、まったくわかりません。
左下にあるガラス製のハートは別添えのフェーヴです。
フェーヴを別添えにしているお店も少なくないので、会の最後にジャンケンによるフェーヴ争奪戦があり、私はエルメの黄色の方を見事ゲットさせて頂きました^^v
メゾン・カイザーは華やかな飾りつけを施して。
とは言っても、アンゼリカやドレンチェリーを乗せるのは、ブリオッシュタイプとしてはポピュラーなスタイルなんだとか。
こちらはビゴの店のもの。
ちょっと地味・・という印象ですが、デロワはもともと宗教的な意味合いを持つ食べ物なので、貧富に関わらず誰もが口にすることができることが実は大切で、そのため、本来は贅沢に作らないものであったそう。
ビゴさんもそれを主義とされていたそうで、ビゴの店で修行されたパティシエの方にはこの考えを守られている方もいらっしゃるようです。
例えば、兵庫県明石市にあるパティスリー・クリの栗原シェフもそのお一人で、こちらのガレットタイプはバターの分量を抑えたパイ生地と少なめのクレームダマンドで作られていました。
そんなエピソードを知ってしまうと、キリスト教徒でなくても、デロワの伝統や
作り手の深い思い入れに敬意を払いつつ食べないといけないような気分になりますねぇ・・。