2009.1.9 アーカイブ
2009.1.9
今度はちょっと面白いものが出て来ました。
シュワシュワとした感じ、わかりますか?
イチゴと白ワインとシロップのエスプーマ(スペイン語で「泡」)です。
エル・ブリのフェラン・アドリア氏が多用していたことで有名なアレです。
デセールに使うというのは珍しい!
こちらがエスプーマを作る器械、その名も「エスプーマ」。
ピュレにゼラチンを足して入れ、左上の出っ張りの部分に炭酸ガスを圧縮した小さなカートリッジをはめ込んで、しばらく振って使います。
炭酸ガスを利用して作った泡は、酸味をともなった刺激が感じられました。
コート・デュ・ローヌのちょっとスパイシーな赤ワインが供された後、
本日のコースのメインとも言うべきデセールが!
前衛的な飴のデザインが印象的なこのデセールの名前は「インパクト」。
スイーツマニアなら、「あっ、これ!」とお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
3年ほど前に「どっちの料理ショー」に登場し、その後に一度だけ、
20名限定で店に出されたもので、その時にはこれを目当てに客が押し寄せたとか。
鎧塚シェフいわく、「使っているノイゾラーデというオーストリアの貴腐ワインは、
昔、オーストリアでよく飲んでいたものなんですけど、すごく高くて。
それであれっきりになってしまったんですけど、今日は特別に」。
一緒に店に伺ったパリ歩きマスターことM林さんは前回もこれを食べたそうで、
そういうラッキーな人もいるんですね~。
バーナーをかけたザバイヨンソースの中には紅マドンナというオレンジが、
中央部には紅マドンナの皮のコンフィ入りのチョコレートムースが隠れていました。
有機カカオを使っていることで最近人気のカオカ社のカカオ80%で作ったチョコレートムースも
インパクトを感じる香り高さで、とてもおいしかったです。
コーヒーと一緒に最後にお目見えしたのは生チョコでした。
こちらもシェフのお好きな兼八(かねはち)という麦焼酎をたっぷりと使ったもの。
バレンタイン商品として1月下旬から販売を開始する予定だそうですので、気になる方はお買い求めください。
比較的味わいのマイルドな印象のトシ・ヨロイヅカですが、この日はちょっと大人なデセールのオンパレードとなりました。
普段お店に出すメニューよりも自由にシェフのやりたいことが実現されたコースだったと思います。
お酒の方も、デザートに合わせるならばと甘口が出てくるかと思いきや、全体に辛口でおいしかったです~!
ちなみに、このイベントは、実は、お正月にお店の人を休ませるための苦肉の策だったんだとか。
商業施設のなかにある店は施設が営業するときには店を開けなくてはならず、
ミッドタウンは正月2日からの営業だったため、「じゃあ、僕だけ働けばいいやと思って」、
このようにすることを思いついたんだそう。
シェフってば・・、ちょっとジーン。
来年もまたこういう機会があると良いのですが、まだわからないそう。
ということは、来年のお正月休みには、お店の人は帰省できないのかも!?