2009.1.7 アーカイブ
2009.1.7
コースの口火を切った一品は、「シュ-・オリーブ」。
パルメザンチーズ風味のプチシューはカリッカリになるまで焼きこまれていて、そっと歯で割ってみると、中からトロ~リ・・。
カスタードとゴルゴンゾーラチーズ、刻みオリーブの、甘じょっぱい独創的な組み合わせのクリームでした。
二皿目は「スープ・ポティロン」、かぼちゃのスープです。
かぼちゃをベースにトウモロコシが加えてあり、栗のツプツブが歯触りのアクセントとなっていました。
ここで、秘蔵のワインが登場。
フランス通のエッセイストで画家でもある玉村豊男さんがオーナーをつとめるワイナリー「ヴィラデスト」で作られたこの国産ワインは、非常に質が高く、特に今回供された2006年のものはなんと洞爺湖サミットでも飲まれた逸品中の逸品なんだそうで、今ではもうなかなか出回っていないんだとか。
そこを、玉村さんとおつきあいの深い鎧塚シェフが頼み込んで分けて頂き、その恩恵を私たちが授かったという具合。
キリッとしていながらシャープすぎない酸味が印象的で、フルーティーかつ奥ゆきのある洗練された味わいでした。
ちなみに、このラベルは玉村さんの作品だそう。
と、店内の照明が消え、鎧塚シェフの握る鍋からテーブルに並ぶそれぞれの皿へ、
コアントローとともに火が注ぎ込まれました。
幻想的なその光景に、なんだか儀式的な行為が行われているような気分に・・。
そして、できあがったのは、「クレープ・シュゼット・ア・ラ・“TOSHI”」。
クレープ・シュゼットは好物なんだけど、食べ応えのなさをいつも不満に感じる、という鎧塚シェフ。
厚手のふわふわに焼いたクレープに、鼻にツンとくるほどキルシュの強いグリオットとカスタードを仕込み、たっぷりのコアントロー入りオレンジジュースに浸したこのシュゼットは、シェフの理想を実現した一皿だったようです。
それにしても、ちょっとビックリしてしまうほどのアルコール感!
お酒の弱い人なら、これだけでフラフラになってしまいそう・・。