2009, 1 月 アーカイブ
2009.1.30
連日のように足を運んだこちらのイベントも、ついに28日で最終日を迎えてしまいました。
私にはスイコレ最終日だった27日、一抹のさびしさを覚えながら催事場へ。
まずは、師匠並木麻輝子と安食シェフとのトークショーへ向かいました。
サーフィンについて熱く語る安食シェフ。
やがて、話題は愛してやまないドリカムへ・・。
って、スイーツの話は!?
と思っていたら、マンダリン・ナポレオン・インターナショナルコンクールで優勝した時の話も。
初めて試作をしたときに、自分の表現力と構成力のなさに愕然とし、苦しみながらほぼ一年をかけてようやく出品用のケーキを完成させたんだそう。
その積み重ねの結果が優勝だったんですから、どんなにか嬉しかったことでしょう。
会場からの質問にも答えて下さり、20代の若きパティシエには、「20代が30代を作り、それが40代につながる。今はスイーツの知識や情報を取り込む時期、まずはそこから。」とアドバイスを。
もう少し上の年代のパティシエの、下の子たちに反発を受ける、辞めていってしまう、という悩みには、「ズバ抜けた技術を持つこと。職人なんだから、これしかない。逆に、それさえ持っていれば、誰も文句をつけられないし、絶対について来る。」と、ズバッと歯切れ良く答えられていました。
不惑というけれど、こんな40代に私はなりたい・・。
その後、隙あらば始まってしまうスイーツ宴会が、またまたイートスペースにて。
食えや歌えや~!
向かって左の箱は、大阪のケ モンテベロのムラングシャンティーにキャラメルのサントノーレ、ババ、マカロンです。
右側は同じく大阪から、パレ ド オール。
関西の人気店はもっと淡白な味わいでちょっと物足りないかも?と思いこんでいたんですが、どちらのお店も、甘味、脂肪分、焼きともに思ったよりガッシリしていて、おいしゅうございました!
今度はテオブロマの土屋シェフのトークショーが始まりました。
土屋シェフがレシピを製作された新刊レシピ本「板チョコで作る簡単チョコレートお菓子」から、
柿の種をチョコレートでつないだものを実演で作って下さいました。

板チョコは大手お菓子メーカーのポピュラーなもの、柿の種はコンビニの自社商品、そして、砕いたサラダせんべいを使った一品でしたが、ちょっと驚きのおいしさでした!
勝因は柿の種をアーモンドロシェのようにまとめたアイデアで、粒ごとにコーティングしたものの何倍もおいしかったです。
チョコレート職人の第一人者であり続けながら、マニアにだけでなく広くチョコレートを楽しんでもらいたい、という想いをお持ちの土屋シェフ。
「こういうことの方がむしろ誰にでもできることじゃないだろ?だから俺がやるんだよ」といった趣旨のことを言っていらしたことがあるそうです。
男気~!!
そして、デセールを食べ損ね(ガーン・・)、この日も終了。
それにしても、楽しく貴重なイベントでした。
トークショーあり、デセールあり、出店も豪華で関西の人気店まで顔を出してくれるなんて、
これはもう質の高いスイーツのテーマパーク!
その場で友人や彼氏、家族と食べることもできるなんて気がきいているし、
来年もまたやってもらいたいです!!
・・と、私と同じ気持ちでいらっしゃる方は、ぜひその声を東急に!
それによって、来年も開催されるか否かに大きく影響します・・、たぶん(写真左端、担当のY崎さん談)。
【渋谷東急お問い合わせ・ご意見フォーム】http://www.tokyu-dept.co.jp/mailform/mailform.form.html

2009.1.27
ラ スプランドゥールの藤川シェフとドゥ パティスリーカフェの菅又シェフのコラボデセールを目当てに、
26日はまたもスイコレへ立ち寄りました。
本日は東急名物シェフパティシエのデセール製作の様子をライブ感覚?でお送りします!
古館一郎調でお読みください。
おっと~!!
菅又シェフが串でイチゴにプツプツと穴を開けている横で、藤川シェフがバルサミコのビンを片手に、砂糖のキャラメリゼ具合を見計らっております!
鍋の中を凝視、鍋を凝視です!
おっと~!!
バルサミコが入りました!
菅又シェフは黙々と穴を開け続けております!
おっと~!!
そして、イチゴが入りました~!
・・ソテーされている模様ですね・・、
おっと~!!
皿の前に移動しました!
と、チョコペーストを中央に塗りつけた~!
出ました、藤川シェフお得意のメレンゲの器です!
ペーストの上に置いて固定している~!
ソテーした苺を盛りつけました~!
おおっと~!!
生クリームのボールをたずさえ、菅又シェフが出て来ました!
ここで盛り付けをバトンタッチ~!
すかさずフレッシュの苺とアルマニャック風味のアイス、そして、生クリームがメレンゲにこんもりと盛られました~!
藤川シェフ、鍋に残ったソースを煮詰めながら、今度はアルマニャックを片手に頃合いを計る~!
脇に置かれたメレンゲにも、おっと~、生クリームが~!?
菅又シェフ、そっと重ね合わせました!
藤川シェフが脇に回り込んで、ソースを回しかける!
用意されたもう一種類のソースも回しかけられました!
こちらはオリーブオイルとアルマニャックのソースだそうです!
「はい、どうぞ~」
ついにっ、ついに、「フレイズ アルマニャック」がここに完成致しました!!
メレンゲがつやっつやで美しく、そっと押し開いて中を覗いてみるとこんな感じ・・、
まるで宝石箱のようなひと皿。
メレンゲをパリンパリンと割る楽しさもあり、ソテーされたイチゴがトロッとした食感で、
フレッシュのものとのコントラストもまた素晴らしかったです。
アルマニャックがガッツリきいたアイスもおいしかったですよ~!!
藤川シェフは、東急で年に一度行われるデセールイベントの常連で、
もともと高級レストランでパティシエをされていた方なので、皿盛りはお手のもの。
さすがの完成度です。
今回は菅又シェフとのコラボということで、どの辺りがどちらのシェフのアイデアだったのでしょうか。
帰るのが名残惜しく、会場内をウロウロしていると、やっぱりと言おうか、知人に遭遇し、
またもやスイーツ宴会が始まってしまいました。
ラ・スプランドゥールのグラスデザートとキャラメルサレもののケーキを3人でつついていると、
ご自分の店のブースを視察に来られたテオブロマの土屋シェフにも、またも遭遇。
「まったく、お前らはどこにでもいるな!」
「飯も食わないで甘いものばっかり食べてるんじゃないよ!」
「こんな生活やめて早く結婚しろ!」
などと、いつも言われてしまうひと通りのお小言を食らってしまいましたが、
チョコレートの季節ということもあり、通常以上にお忙しいであろう土屋シェフ、お疲れさまです。
そういえば、明日はスイコレで、夕方6時から土屋シェフのトークショーがあります。
3時からは、師匠並木麻輝子と安食シェフのトークショーも行われますので、ぜひ皆様、お越し下さいね!
2009.1.26
25日の本日はサロショコへ。
サトウキビに追いかけられる夢を見そうなほど砂糖漬けな日々が続きます・・。
アルザスにあるパティスリーキュブレーを代表してサロショコに出店した浅見シェフのセミナーに出席。
モアルーショコラ作りの実演が行われました。
浅見レシピでは、マジパンとトレモリン(転化糖)を使って。
準優勝したシャルル・プルスト杯では、「作るところを見られるってのはなかなかないことなんですけど、もっと見て!って感じでしたねぇ」とのこと。
舞台度胸がおありなんですね(笑)。
できあがったモアルーショコラはセミナー前に用意されていたものだったと思いますが(まあこういうものは焼き立てよりも少し置いた方がよりおいしいんですけど)、弾力が強くモッチリ感の感じられる仕上がりでした。
ちょうどパリからアルザスへの飛行機の便が増えたせいもあり、昨年のサロショコ出店以降、日本人客が増え、サロショコ効果に驚かれたとか。
ちなみに、キュブレーでは今、ロワイヤルショコラとハワイアンという生ケーキが人気だそうなので、お店に行かれる方は、こちらもお試しになってみてはいかがでしょうか。
サロショコ会場へ戻り、ウロウロしたのち、エヴァンのサロンでちょっとブレイク。
エヴァンさんとフェルベールさんのコラボのグラスデザートを頂きました。
手前のグラスは、パッション、マンゴー、パイナップルのソースをたっぷりかけた焼きメレンゲとホワイトチョコのシャーベットで、シャーベットには刻みココナツが入っていました。
奥は、ソースがレッドベリー、やはりホワイトチョコベースのアイスにカルダモンがたくさん混ぜ込まれていて、その下には焼きメレンゲが。

今度は、神谷町にオープンして1周年を迎えて間もないオクシタニアルのエグゼクティブシェフで、昨年のWPTC(国際的な製菓コンクール)で優勝をされたステファン・トレアンさんのセミナーに出席しました。
ピエスを部品作りから見せて下さるということで、白い蝶と南国の植物の葉のような部分を目の前で作って下さいました。
薄く細やかな造形も驚きですが、なんと蝶はフリーハンドで切りぬいて作っていました!
さすがに素晴らしい技術です。
もっと大きなピエスを会場に飾ってあるというので、見に行ってみると・・、
きれいですねぇ!
花びらも当然、一枚一枚作って貼り付けてあるわけで・・、よく見るほどに溜息が出てしまいそうです。
お店の前では、経営母体のクラブハリエつながりか、トレアンさんと、青山にあるイタリアンドルチェのお店ソル・レヴァンテの藤田シェフ、オクシタニアルと背中合わせにブースを出していたドゥバイヨルさんがお話されているのを発見。
購入を迷っている商品がまだいくつかあり、ウーンウーンと唸りながら会場を練り歩いていると、出店したお店のシェフの皆さんのサインがたくさん壁にかけられている場所が。
これ、フィリプ・ベルさんなんですけど・・、なんだか簡単すぎでいたずら書きみたい!?
2009.1.25
24日の本日もスイコレへ。
まず向かったのは並木麻輝子先生のトークショー。
ヨーロッパで年末年始に食べる習慣のあるスイーツについてのトークに、熱心に聞き入るお客さんで満員でした。
メモをする人も多数見受けられ、フランス郷土菓子への興味の高まりが改めて感じられました。
このイベントで画期的なのは、中央部にフリーのイートスペースを設けたこと。
これからまだ用事があるからテイクアウトできない・・、という人でも、すぐにその場で食べることができるのです。
フォークもちゃんと準備されています。
予想通り、数人の知人と会えたので、イートスペースを使って、昨日からずっと気になっていたビゴのアレンジ・デ・ロワを食べることができました。
まずは、キャラメルオランジュ。
キャラメル風味のアーモンドクリームにオレンジの皮のコンフィが。
苦味のアクセントとなっておいしい!
お次はドライフランボワーズの飾られたフリュイルージュ。
フランボワーズと赤すぐりがアーモンドクリームに混ぜ込んであります。
グリオットピスターシュは色鮮やかなグリーンがそそります!
さすがはビゴ、どれもおいしい~~。
すべて東急限定商品だそうですので、この機会をお見逃しなきよう!!
しかしまあ、いつものことですが、こんな状態に・・。
しかも、右端のガレット・デ・ロワコンクールの日本チャンピオンが焼いたスタンダードバージョンと左端のショコラがさらに追加されたにもかかわらず、あっという間にすべてがみんなの胃袋の中へ。
甘いものもいいけど、私は男前の方がいいわ~、という向きはこちらをどうぞ!
クレープリーを特別出店した安食シェフです。
真剣!
こちらは連日大人気で、午後の早いうちに完売となってしまっているそうで、私は3種類までは食べることができたんですけれども、スペシャリテにはありつけませんでした・・残念。
デセールイベントの方は、パリセヴェイユの金子シェフとブノワの元シェフパティシエをされていた田中シェフのコラボデーだったのですが、その会場に現れた安食シェフとの3ショットです。
デセールイベントはもともと、年に一度、地下食品街で行われている、渋谷東急の名物イベントです。
毎回、私はとても楽しみにしています。
本日のコラボデセールはこちら!

ケークショコラの上ににフレッシュのマンダリン、マンダリンのアイス、さらにチュイール、そこへミルクチョコレートのソースが。
どれもエッジの利きすぎていない丸みのある味わいで、統一感がありました。
パリセヴェもブノワも大好きなお店です。
作られていくさまを見たり、テイクアウトのもの以上にシェフの創造性を楽しめるデセールのイベントは、せひこれからもずっと続けてもらいたいですね。
はるばる神戸から出店、大人気のピュイ・ダムールを実演販売されていた、モンプリュの林シェフとお店の方です。
手前左側に見えるのが噂のシブースト、ピュイ・ダムール!
イートスペースのおかげで、作りたてのホヤホヤを食べることができました。
中に隠されたルビーグレープフルーツの苦味が全体の甘さと柔らかさを引き締める感じで、とってもおいしかったです。
同じく関西出店組である京都のパティスリー・カナエ。
多彩なマカロンが人気です。
ゆず、レモン、苺みるく、・・ん?竹炭??山椒!?
気になるなあ~!!

夕方6時からは大森ユッキー先生のトークショーがありました。
キュートで勢い溢れる大森ワールド炸裂です!
フランス各地のマカロンについて、いろいろなお話をお聞きすることができました。
現在、スイーツ業界の暴露本のような!?自伝を執筆中だとか。
それにしても、大森先生にしても並木先生にしても、スイーツを人一倍食べているはずなのに、なんでこんなにスリムなんでしょう??
世の中、不公平だ・・。
2009.1.24
サロショコに目を奪われているうちに、これまた見逃せないスイーツイベントが
本日23日より始まりました!!
渋谷東急の「SHIBUYAスイーツコレクション2009」です。
立ち並ぶショップは通常のデパート催事にはありえないほど豪華だわ、
関西の人気パティスリーも多数揃うわ、シェフが目の前でデセールを作ってくれるイベントはあるわ、
さらにはトークイベントあり、シェフによるお菓子教室ありと、もう、とにかく行かなきゃ絶対に損!!
ああ、あんな店にこんな店も、新商品だぁ、限定品も・・ああぁあ!
と、目を血走らせながらグルグルグルグルと歩き回っているうちに、もう何がなんだか。
とりあえず、東急のオリジナルセレクションボックスを購入。
これ、3 種類もあって、すべてが複数店の商品の詰め合わせになっているうえ、
全商品が限定販売品か新作という豪華さなんです!
写真のものは「セレクトショコラシリーズ」で、手前右がラ・ヴィエイユ・フランスの
ムラング・オ・ショコラ、左がアテスウェイのガレットショコラ、
その後ろがトシ・ヨロイヅカのガトーショコラ・ノア、
そして、パリ・セヴェイユのレザン・オ・リキュール・ド・ペッシュ。
パウンドケーキシリーズにマカロンシリーズもあるので、そこんとこヨロシク。
他にも気になるものがいっぱいでした。
元デフェールの安食シェフが目の前で焼いてくれるクレープリーや、やはり実演販売で、
なんと作りたてのシブーストを食べられたり、お店のスイーツをコラージュプリントにしたエコバッグ
(こちらは数量限定!早速ゲット)、ショコラトリーにブーランジェリーまで。
シニフィアンがあるかと思えばビゴの店もあって、そこには限定の4種類ものアレンジ・デ・ロワが。
キャラメルオランジュ、フリュイルージュ、ショコラ、グリオットピスターシュと、
内容的にも魅力的すぎですって!!
スイーツは選びきれなかったので、ひとまず、惣菜類を販売していたノリエットで晩ゴハンを買いました。
ケーク・サレ・ミックスに、スモークサーモンを挟んだブリオッシュサンド、プティ・フール・サレ、
フランス産キノコ5種のキッシュ、マカロンはタプナード(オリーブのペースト)入りガナッシュ、
ショコラ・ゴルゴンゾーラ、スパイス風味の生地にガナッシュをはさんだもの。
マカロンのクリームはしっかりした甘さがあり、スクレサレ(砂糖と塩)バージョンでした。
ニョッキ入りのキッシュにもかなり心惹かれましたが、また次回ということで。

歩き回っている最中にふと気がつくと、すぐ近くに辻口シェフのお姿が!
あっ、ご挨拶しなくては、と思いはしたんですが、朝から化粧直しもしていない顔、汚れたスニーカー、
駅で走ったためにボサボサであろう髪・・、気がつくと無意識に遠ざかってしまっていました・・。
辻口シェフはいつもバシッとキメていらっしゃるので、つい。
でもきっと、気がついていらっしゃらないはず・・、覚えていらっしゃらないかもしれないし・・、
お忙しそうだしご迷惑に違いない・・、そうだよ、たぶん、きっと・・。
でも、前にも他のシェフと遭遇してついコソコソ隠れてしまい、逃げ切ったつもりでいたら、
後から、「あのコ来てたよ。なんかコソコソしてたけど??」と言われていたことも・・、
す、すみませ~ん;;
ともあれ、また足を運ばなくてはだ。
24日は12時から、師匠並木麻輝子のトークショーもありますので、皆さまよろしくお願いします。
6時からは大森由紀子先生のトークショーもありますよ~~。
でもって、サロショコも並行してぼちぼちアップしていきたいと思います。
2009.1.22
2009.1.19
マリアージュ・ドゥ・ファリーヌでのパンランチに続き、パン方面を掘り下げるべく、
今度は湘南でパン屋めぐりを決行しました。
K石さんとM藤さんの両パン先生、ひとつよろしくお願いします!
が、しかし、合流直後から2人の弾丸パントークについていけない私・・。
ともあれ、まずは平塚駅が最寄りの「オセアン・ブルー」に。
オーシャン・ブルーをフランス語読みで、オセアン・ブルー。
ほど近い湘南の海をイメージしたブルーと白のコントラストがなんともさわやかな外観です。
パンのクープ・ド・モンド(クープ・ド・モンドは「世界大会」の意味で、スイーツだけではなく、パンにもクープ・ド・モンドはあるのです)の2005年大会で見事に3位を勝ち取った橋本シェフのお店です。
広々として清潔な店内。
落ち着いた気分でゆったりと買い物ができますね。
老舗のドイツ菓子屋コンディトライ バッハマンでM藤先生が名物のバームクーヘンを購入した後、今度はビギーへ。
移動の道中で、神奈川在住のM藤先生がわざわざ事前に具合の良い場所に準備しておいてくれた車に乗り込み、店に向かいました。
しかも、欲しいパンは確実に手に入るように、商品を事前チェックしたうえでK石先生によってしっかりと予約されていました。
手際良すぎ!
おそるべし、パンマニアの機動力。
それにしても、決して広くはない店内は満員電車のようになっていて、店員さんの顔はみな一様に痛々しいほど必死。
愛される店ってのもなかなか大変です・・。
そして、最後はプルクワです。
石窯を使っているお店で、もともとは虎ノ門にあったのを、シェフがサーフィンをしたいがために移転されたんだとか。
好きです、そういう感じ(笑)。
職人さんだって人生を楽しまなくちゃだ!
マニアにはベーグルで有名だということでしたが、デニッシュも充実していて、石窯を活かしてピザなんかもあり、こちらも人気商品だそうです。
近場のテーブルのある場所に買い込んだ大量のパンを持ち込んでドリンクを買い、ようやくランチにありつきました。
こちらはオセアン・ブルーのパン。
つい手が伸びてしまったクグロフ・サレの右横はベーコンとドライトマトのクロワッサン、そのまた右横の背の高いのはパネトーネです。
その前にあるコロンとした筒状のものは、なんとあんパン!
名前は塩あんスティックで、中には天然塩のきいたなめらかなこしあんが。
真ん中にある編みあげ状のリフレインマンゴーはフランスのイーストメーカーのコンテストの入賞作品だそう。
ビギーのパンは天然酵母を使っていて、ふわふわとした柔らかな食感と優しい味わいが特徴です。
断面がハッキリとした色のうずまき模様になっているのはチョコブレッドで、その左奥、ちょっとわかりづらいですがこちらもうずまき模様になっているメープルコロンです。
プルクワです。
一番奥にカンパーニュ、ベーグルや黒豆が点打ちされた塩今川、一番手前のバナナとチョコチップのヴィエノワ、クリームがいっぱいでずっしりと重いクリームパンなどなど。
この写真には載っていませんが、オレンジ味のフレンチトースト、さつまいもの角切りを練りこんだクロワッサンなんてのも買いました。
あらゆる種類のパン生地といろんなアイデアで飽きの来ない品揃えです。
プルクワは他にもランチ用に総菜パンも。
石窯なので、表面の焼きがバリッとして、ところどころにコゲむらが。
ゴハンのおこげと同じで、そこが香ばしくて良いんですよねぇ。
私が気に入ったのはホットドッグ!
パンはチャバタを使っていて、ソーセージも石窯で焼いてあり、実はザワークラウトがたっぷりと挟んであります。
お願いすると窯で温めてくれるので、そうしてもらうのがオススメ。
ちなみに、これでもすべてではありません。
軽いめまいを覚えつつ、それぞれに3等分されたパンを両手に提げて東京へ帰りました・・。
パンマニアおそるべし!!
2009.1.17
鍋を食べに両国へ出向いてまいりました。
両国で鍋とは言っても、目的はちゃんこ鍋ではなく、猪肉のすきやき!
隅田川にかかる両国橋のたもとで、創業以来300年近くの歴史を守り続ける「ももんじや」が会場です。
ももんじは「百獣(ももんじゅう)」から生まれた言葉で、江戸時代には、
四つ足動物を扱う料理屋は屋号に必ず「ももんじや」と前置きされていたとか。
店に到着すると、大通り沿いの壁に大きな猪が吊るされていました。
その横には、「狩猟解禁」の赤字が目立つ、さらに大きな看板。
都会の町並みの中では、ちょっとショッキングなくらいのインパクトが・・。
突き出しには、写真左下の猪肉の煮込み。
味噌と醤油で味付けされていました。
刺身は鹿肉です。
ねっとりしたような食感がありました。
どちらも臭みが全くなく、歯応えも柔らか。
鹿肉の竜田揚げの後、赤みの強い大ぶりな肉がたくさん出て来ました。
猪のすきやきのおでましです。
こちらも特に臭みは感じられず、火が通ったばかりの頃にはちょっと硬めでしたが、少し煮込んでみたらおいしく頂けました。
が!
おしゃべりに夢中になってつい煮込みすぎてしまったら、またも硬く・・。
頃合いを逃さないようにしないといけません。
最後は熊汁です。
今度は熊か!
こちらはちょっとケモノらしい匂いが。
かといって、特に食べづらいということはありませんでしたが、マトン(羊肉)あたりがもうダメという人にはちょっとつらいかも。
まさに野獣肉づくし!
私、ジビエ好きなのよね~、という方にはオススメです。
体がケモノ臭くならないかちょっと気になるメニュー内容ですが、ご心配には及びません。
翌日に腕の毛がちょっと濃くなったり、となりの犬にほえたてられたりする程度ですので(ウソです)、
日本式のジビエ料理も、一度体験してみては?
2009.1.14
栗が入っているものもいくつかあり、秋冬らしくて私は好きなんですが、今回、アレンジもののデロワのなかで気になったのは、エーグルドゥースのイチゴバージョン。
見た目にも、全体に均一でなく、直線的なデザイン性ある飾りつけが独創的です。
ナイフを入れてみると、クレームダマンドとイチゴのコンフィチュールで二層に。
スタンダードなお菓子にフルーティーな味わいを加えるって、なんだか苺大福的アイデアです。
こちらもエーグルドゥースで、マロンバージョンです。
やはりちょっとおめかし。
よく見ると、切り込み模様も複雑でオリジナリティが感じられます。
デロワの切り込み模様は、実はところどころ深くなっています。
それは、パイの中の空気がオーブンの熱で膨張して空洞ができるのを防ぐためだそう。
デザインは葉っぱモチーフやうずまき状になっているものなど色々ありますが、等分しやすいデザインならなんでもいいようです。
で、これまた二層です。
潰したマロンがいっぱい!
日本ではまだ根付いてほんの数年のデロワですが、スタンダードなガレット、ブリオッシュ、アレンジものと、早くも百花繚乱の様相となりつつあるようです。
デロワといえば、やはりフェーヴもまた最大の関心事です。
別添えにされていたフェーヴは、ジャンケン大会まで下のような展示会状態に。
右列の一番上はビゴです、念のため(敷き紙の上方の位置から文字を逆に書こうとしたらしい)。
オリジナルあり、キャラクターあり、名画シリーズなどのお高めなものありと、様々ですね~。
フェーヴは熱心なコレクターもいて、私の周りにも、火事になったらしょっては逃げられないほど
家にフェーヴをためこんでいる人が何人かいますが、こういうものにハマるとキリがないので、
私は深入りしないと決めています。
くわばらくわばら・・。
2009.1.13
ガレット・デ・ロワは、イエス・キリストの生誕を祝う1月6日の公現祭にちなんだお菓子です。
このサイトをご覧の皆さんには、なにを今さら!といった感じかとは思いますが。
先日、このガレット・デ・ロワの試食会に参加しました。
ガレット・デ・ロワが22種類もゾロリと並んだその光景は壮観!
スイーツマニアの間ではガレット・デ・ロワがすっかり定着し、これを販売する店も増えているなか、
年々、オリジナリティのあるものが登場して来ています。
今年はその傾向がさらに加速し、南フランスで見られるブリオッシュタイプが増えたり、
現在のパリの流れを汲んで、表面に強い焼き色をつけずに中央部までじっくりと
火を入れる焼き方をしたり、味や飾りつけにひと工夫したりと、
ずいぶんとバラエティに富んでいました。
ちなみに、パリでも、有名店から庶民的なお店に至るまで、
今年はブリオッシュタイプが目についたそうです。
というわけで、まずは、この日に並んだブリオッシュタイプをピックアップしてしてみたいと思います。
さて、ブリオッシュタイプのなかでも今年一番に個性の強かったのは、ピエール・エルメ。
ガレットタイプも販売されていましたが、こちらはホテルニューオータニ店限定販売のもの。
頭にはパッション風味の大きなクラングルを乗せ、ローストしたパイナップルを混ぜ込んだ軽いバタークリームがはさまれていて、こうなるともう、「ワタシ、こう見えてデロワなんです」と言われでもしない限り、まったくわかりません。
左下にあるガラス製のハートは別添えのフェーヴです。
フェーヴを別添えにしているお店も少なくないので、会の最後にジャンケンによるフェーヴ争奪戦があり、私はエルメの黄色の方を見事ゲットさせて頂きました^^v
メゾン・カイザーは華やかな飾りつけを施して。
とは言っても、アンゼリカやドレンチェリーを乗せるのは、ブリオッシュタイプとしてはポピュラーなスタイルなんだとか。
こちらはビゴの店のもの。
ちょっと地味・・という印象ですが、デロワはもともと宗教的な意味合いを持つ食べ物なので、貧富に関わらず誰もが口にすることができることが実は大切で、そのため、本来は贅沢に作らないものであったそう。
ビゴさんもそれを主義とされていたそうで、ビゴの店で修行されたパティシエの方にはこの考えを守られている方もいらっしゃるようです。
例えば、兵庫県明石市にあるパティスリー・クリの栗原シェフもそのお一人で、こちらのガレットタイプはバターの分量を抑えたパイ生地と少なめのクレームダマンドで作られていました。
そんなエピソードを知ってしまうと、キリスト教徒でなくても、デロワの伝統や
作り手の深い思い入れに敬意を払いつつ食べないといけないような気分になりますねぇ・・。