2008, 11 月 アーカイブ
2008.11.7
こちらは、私が勝手に注目しているジャン・シャルル・ロシューのショーケースにて発見。
・・葉巻をかたどったショコラ?
かと思いきや、葉巻は本物で、その横に置かれたシルバーのポツポツのあるボンボンが、なんと葉巻のエキスを加えたガナッシュ入りなのです!
ええ~~!!
食べ物に葉巻の風味づけをするって・・、日本人には思いつかない発想ですよね。
しかも、赤い蝋封の刻印が押されたようなボンボンの方はブランデーがきいていて、葉巻を吸うときにお酒をセットで楽しむのと同じように、このボンボンを味わえということのようです。
そのアイデアもまた気がきいていて、ニクイ!
ちなみに、葉巻ボンボンの中身はカカオ分の高いダークなガナッシュ。舌の上で溶かしているとマット感のある独特な渋味が感じられてきて、やがて、葉巻らしき燻製に似た香りが鼻腔に立ち上り、舌にはわずかにピリピリと痺れのような感覚が。
未体験の不思議なおいしさ・・。
メタルシルバーの凹凸のあるクロコダイル柄、そして、濃いグレーのリボン。
ロシューのパッケージはスタイリッシュでカッコイイので、お土産やプレゼントにも向いています。
外身も素敵で中身も素敵、おまけに食べておいしい。
こんなのを人からもらったら、「なんてセンスが良いの!」ってシビレあがっちゃいますね。
日本でも出店しないかなぁ、とも思いますが、ロシューさんには、今のところ、その気はないそう。
パリのお店を今以上に発展させることの方が大切なことと考えているのかもしれません。
2008.11.6
今日は、会場の中央に位置する、フランスが誇る三大ショコラトリーの商品で気になったものをご紹介します。
まずは、緻密で大胆な冒険者、ジャン=ポール・エヴァン。
日本に持ち込めないフロマージュを使用しているためにフランスでしか売っていないフロマージュのボンボンが人気なのですが、なんと、初日と翌日にはこれが入荷されず(その後はどうだったんでしょ?)、結局買えずじまいでショック・・。
でも、その代わり、会場限定のフロマージュクリームのマカロンがあったので、そちらを購入してみたところ、これが、大ホームランの忘れがたい美味!!
クリームの水分を吸ってか、しっとり感のあるとても軽い食感のマカロン生地に、シェーブルそのままといった味わいのクリームが挟んであり、日持ちがするなら、3、4箱買い込んで日本に持ち帰りたかったです・・、悲しい~!
素朴な印象の愛されキャラ、アンリ・ルルー(実際に、ルルーさんはいろんなショコラティエに好かれているようで、なかでもエヴァンさんはルルーブースでお茶をしている姿をよく見かけます)は、新作のボンボンがいくつかあって、カルダモンとミュール(ブラックベリー)のパート・ド・フリュイ、そば粉とビスキュイのクランブル、そして、トリュフ入り。
刻んだトリュフが入ったボンボンもトリュフの香りがしっかりとして満足度の高いものでしたが、ここでは、そば粉のクランブルが一番気に入りました。
そば粉の香ばしさはナッツとも違うサッパリした感じが親しみやすく、サクサクの歯ごたえもグー!
来年、東京のサロショコでも買えるかな?
でも、やっぱり、現地で食べ時に買って食べるのが一番なんですよね・・(ボソッ
なので、写真手前の箱入りのトリュフのものと一緒に、6粒ほどご購入。
そして、エレガントな貴婦人、ラ・メゾン・デュ・ショコラ。
これは夏に期間限定で販売したフルーツ味のボンボンコレクションで、復刻を求める声が多かったため、今回、特別に会場のみで販売することになったんだそうで、初日には常連さんが何人もやって来て、5箱とか8箱とかをまとめ買いして行ったとか。
パリの会場ではボンボンを丸ごと惜しみなく試食させてくれたりするので、メロンのガナッシュのものを頂いてみたら、非常に上等な大人のメロン味、これが!
またも心奪われ、こちらも即座に購入決定。
2008.11.5
パリのサロショコでは、年々、客もスタッフも日本人が増えている、と昨日のブログに書きましたが、会場でお見かけした日本人のブース内スタッフの方に、ちょこっとズームイン!
パリでも日本でもアンリ・ルルーのブースで必ずお姿をお見受けするこちらの美しき女性は、小方真弓(おがたまゆみ)さん。
もともとはルルーの販売スタッフではなく、実は、カカオ・チョコレートプランナーという肩書をお持ちで、普段は数々の企業のチョコレート事業に携わり、世界中を駆け回っているのだそう。
ルルーのブースで販売を手伝うようになったのは、サロショコが会場を今のポルト・ド・ヴェルサイユに移した4年前からで、ブルターニュを訪れた際にルルーのショコラに惚れこんでしまった小方さんがルルーさんにそれを伝えたことからサロショコの入場券をプレゼントされ、そのお礼に、と、手伝いを申し出たのがきっかけだとか。
左は、ショコラファンにはすっかりおなじみの、ルルーさんといつもラブラブのマダムとのツーショット。
ルルーさんやマダムと小方さんが一緒にいるときの様子を見ていると、お2人が小方さんに厚い信頼を寄せているのが見て取れます。
ちなみに、小方さんは、製菓製パン用原材料販売の富沢商店のHPにてカカオ&チョコレートのコラムを連載されています。
私もよく読ませて頂いているのですが、マニア度の高さがたまりません(笑)。
【富澤商店/可可豆(カカオ)見聞録】
http://www.tomizawa.co.jp/clm/cacao/
そして、こちらはジャン・シャルル・ロシューのブースにいらした、
播田哲郎(はりたてつろう)さん。
ブイエやディジョンのブーランジェリーでも修行をした後、今年の2月からロシューの工房に入られたんだそう。
タブレットを品定めしていた私に色々と説明をして下さって、その熱いこと(笑)!
「あれは食べました?これもどうぞ、これはどうですか」と、試食もガンガン勧めて頂いてしまいました。
ロシューの数多いタブレットの中で播田さんのイチオシは、閉じ込め系ではキャラメルクリーム、産地別カカオ系ではペルーのものだとか。
というわけで、珍しいペルー産とメキシコ産カカオのタブレット、そして、生姜のコンフィ入りタブレットを自分用に購入してみました。
2008.11.4
一昨日、フランスから帰国しました!
目的は、10月29日から11月2日までの5日間に渡って行われたサロン・ド・ショコラ(以下、サロショコ)。
あちらのサロショコは規模も全く違いますが、趣きもまた東京とは異なり、家族で楽しめるゆるいイベントです。
今年の会場の様子は昨年と余り変わらないように思いましたが、とはいえ、毎年、大手の企業が面積を広げつつあります。
と同時に、年々目に見えて増加している日本人の客と販売スタッフの姿を見るにつけ、日本での高級ショコラブームが本場パリの会場にも影響を与えているという印象を持たざるを得ません。
商品の流行りや傾向としては、ここ数年、生姜のコンフィや塩、キャラメルのといったものがあり、昨年は、一昨年からの波で有機やマダガスカル産のカカオを使用した商品が目立っていましたが、そういった大きな新しい流れは今年は特になかったように思います。
個人的に気になるのはタブレットです。
キャラメルなどのクリームやフルーツのコンフィ、ナッツなど、さまざまなものが閉じ込められ、ボンボンに近づいて来ている感じなのですが、硬いショコラ好きな私には、ボンボンよりもこちらの方が、どちらかというと好きかも・・。
今後は、ガナッシュ入りや複数の素材の組み合わせを楽しむものが登場し、よりボンボン化が進むのではないかと予想しているのですが、大きさがあるだけにコストがかかるので、どこまで発展することやら。
ちなみに、こちらは今年のタブレットの最右翼、ジャン・シャルル・ロシューのフレッシュフルーツ入りタブレット!
もともとパリ市内の店舗では土曜日限定で販売していて、その評判から今回のサロショコにお目見えとなった模様。
フルーツは日替わりで、一口では口に入らないほど大きくカットされたマンゴーや、この日は旬のマスカットが皮つきで粒ごと封じ込められていました。
ショコラを噛み砕くと口の中にほとばしる果汁!
一粒、また一粒・・、どうにも手が止まりません!!
パート・ド・フリュイやフロマージュ、マカロン生地を仕込んだタブレットなんてあったら、おいしいと思うのですが・・、誰か作って下さ~い!